2016年11月に全世界で累計2億台を販売台数し、家庭用血圧計の販売でトップシェアを誇るオムロンヘルスケア
※家庭用電子血圧計の世界累計販売数(2016年11月時点)
OMRON(オムロン)は、血圧計の購入を検討する際に真っ先に挙がるブランドではありますが、いざ製品を検索してみると機種の数が多すぎて、何が違うのかさっぱり分からない。
血圧計としての性能は販売台数からも分かるように間違いなく信頼できるメーカーだとは思うので、どの機種を選んでも大失敗する事は無いとは思うのですが、せっかく購入するなら自分の使い方や目的に合った製品を選びたい。
この記事では、血圧計のトップシェアを誇るOMRON(オムロン)の手首式血圧計の特徴と、購入の際に注目すべきポイントを紹介します。
そして記事の最後の項目で、自身に最も適した血圧計を提案するチェックシートを設置したので、購入の検討材料として利用してみてください。
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何故オムロンの手首式血圧計は選ぶのが難しいのか
トップシェアを誇るオムロンヘルスケアの家庭用血圧計。
人気の要因は何と言っても”種類が豊富“な事でしょう。
血圧計として基本的性能は備えた上で、測定のしやすさやデザイン、そして価格。
必要な機能を好みに応じて選択できる幅が広いので「血圧計を購入するならオムロン!」となるのも分かります。
この記事で取り上げる手首式血圧計も、コンパクトで持ち運びに便利なことから、出張や旅行が多い人に非常に人気。
初めて血圧計を購入する人にも取り回しが楽なため、購入を検討される事が多いタイプではあるのですが、ココで問題になるのが、”製品の種類が豊富すぎ“て、どれを選んだら良いのか分からない事。
そして各製品は、型番の数字が高いほうが新しく機能が豊富なわけでは無く、又、古い型の製品だからといって機能が劣るわけでもない。
似たような形で機能の違いも判別できないのなら、一体何処を見て選んだら良いのか。
オムロンの手首式血圧計の特徴
OMRONの血圧計の特徴として、他のメーカーにはない独自の技術が搭載されている事。それが
「Intellisense(インテリセンス)」
上腕式血圧計に比べて手首式血圧計は精度が低いとされていますが、その要因として“身体の姿勢の崩れ”や“不正確な血圧計の装着”その他にも“呼吸の仕方”などがあげらます。
上腕式血圧計よりもそれらの影響が大きく測定結果に反映される傾向にあるので、“手首式血圧計は精度が低い”と言われてしまうのですが、その問題を改善してくれる技術が、Intellisense(インテリセンス)。
1人ひとりに合った最適な血圧測定技術「インテリセンス」
カフの巻き方や身体の姿勢、呼吸の仕方や腕・手首の太さ等、血圧測定の結果に影響を及ぼす要素は様々。
正確に血圧を測定するには、その様な測定結果に影響を与える要件を考慮する必要があります。
オムロンの血圧計は、腕や手首の太さや呼吸の状態など、一人ひとりの特徴に合わせて血圧測定を行う独自の技術「Intellisense(インテリセンス)」が搭載されています。
「Intellisense(インテリセンス)」は、「ファジィ理論」を活用し、経験や感覚的な”あいまい“な処理を再現、一人ひとりに最適な※1カフの最大加圧値を自動的に判断し、加圧による腕の痛み等のストレスを軽減、正確な血圧測定を行えます。
※1 血圧測定は自身の最高血圧値よりも30~40mmHgほど高くカフを加圧する必要があり、正確な測定結果を実現する為には、この加圧設定が重要になります。
正しく測定する為の手首の位置をお知らせ「測定姿勢ガイド」機能
手首式血圧計で正確な血圧を測定する為には、手首を心臓の高さに合わせることが重要。
「測定姿勢ガイド」機能は、測定時の手首の正しい位置を液晶画面で知らせてくれるので、血圧測定に慣れてない人でも簡単に正しい姿勢をとることができます。
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オムロンの手首式血圧計を選ぶ際のポイントは?
オムロンの手首式血圧計はラインナップが豊富で、この中から自身に適した製品を選ぶのは至難の業。
見た目の違いは分かっても機能の差まで理解するのは正直なかなか難しい。
オムロンの血圧計には、「Intellisense(インテリセンス)」を始めとする正確な血圧測定を行う為のさまざまな機能があり、それらの機能の有無は製品選びに非常に重要。
しかし、多くの機能が搭載されていれば当然価格も高くなるので、製品を選ぶ際には機能の取捨選択が必要です。
そこで、実際に使用する上で必要な機能は何なのかを理解する為に、オムロンの血圧計選びでポイントとなる機能を紹介したいと思います。
早朝高血圧確認
朝と夜に測定した血圧を個別に管理。
朝に測定した週の平均値が高血圧の基準値「135/85mmHg」を超えた場合に「早朝高血圧マーク」が表示されます。
■「早朝高血圧確認機能」を搭載した製品
オムロン 手首式血圧計OMRON HEM-6235
測定ミスをお知らせ
正確な血圧を測定する為には、測定中にできるだけ体を動かさない事が重要。
「測定ミスをお知らせ」機能は、血圧測定に影響を及ぼす程の体動を検知したり、血圧計が正しい高さに無い場合に、その旨を液晶ディスプレイで表示します。
■「測定ミスをお知らせ機能」を搭載した製品
オムロン 手首式血圧計 HEM-6324T
平均値表示
血圧値は測定の度に変動します。正確な値を得るためには朝・昼・晩それぞれ、複数回測定し平均値を確認するのが大事。
「平均値表示」機能は、10分以内に測定された測定記録(最大3回)の平均値を表示します。
■「平均値表示機能」を搭載した製品
オムロン 手首式血圧計 HEM−6183
血圧値レベル表示
家庭における高血圧の基準値は「135/85mmHg」とされています。
「血圧値レベル表示」機能は、血圧値「135/85mmHg」を超えてないかを段階表示でチェックできます。
■「血圧値レベル表示機能」を搭載した製品
オムロン 手首式血圧計 HEM-6323T
不規則脈波の検知
血圧測定中に脈が適切に検出されない場合にディスプレイでお知らせします。
■「不規則脈波検知機能」を搭載した製品
オムロン ウェアラブル血圧計 HCR-6900T -M
正しく巻けたか確認「カフぴったり巻きチェック」
正確に血圧を測定するにはカフが正しく巻かれていることが重要。
「カフぴったり巻きチェック」は、カフが手首に正確な強さで巻けているかをディスプレイに「OK」or「ゆるい」マークで表示します。
■「カフぴったり巻きチェック」を搭載した製品
オムロン 手首式血圧計 HEM-6164
通信機能 測定結果をスマートフォンのアプリで管理
血圧測定後に Bluetooth通信機能でスマートフォンのアプリと連携すれば、測定データの管理も簡単。
オムロンのスマートフォンアプリ「OMRON connect(オムロンコネクト)」は日々の測定値をグラフ等で分かりやすくデータ管理する事ができ、又、測定データを共有・出力をすれば、パソコンでデータ管理する事も可能です。
■「スマートフォン連携機能」を搭載した製品
オムロン 手首式血圧計 HEM-6233T
カフのタイプ
正確な血圧測定には正しいカフ(帯)の装着が重要。
でも、装着が難しいと血圧測定自体が煩わしくなり習慣化が難しくなります。
オムロンの手首式血圧計には「巻きやすい薄型カフ」「ぴったりフィットするカフ」「HCR-6900T-M用カフ」の3タイプがあり、それぞれオムロン独自の工夫が施されています。
■巻きやすい薄型カフ
手首の細い方にも太い方にも、ぴったりとフィットして巻きやすい薄型カフ
■ぴったりフィットするカフ
オムロン独自の立体構造になっているカフ。
どんな手首にも、片手で簡単に着け外ししやすいのが特徴
■HCR-6900T-M用カフ
ウェアラブル血圧計[HCR-6900T-M]の為に新たに開発された約25mm幅のカフ
[HCR-6900T-M]は、スマートウォッチとして常時手首に装着し、気になったタイミングにいつでも血圧を測定できる画期的な製品
血圧の他に、脈拍数、歩数、歩行距離、睡眠データが測定でき、服薬時間やスマートフォンの通知を受け取る事も可能。もちろん時計としても使えます。
オムロン ウェアラブル血圧計 HCR-6900T -M
過去の血圧値を記録:メモリ機能
過去の血圧値を記録できる血圧計本体のメモリ機能。
日々の測定値を記録管理するのは血圧計測定には非常に大事な事。
測定結果をスマートフォンで管理する場合は必須ではありませんが、血圧計本体で記録を管理する場合はメモリ回数は重要。
メモリ回数は製品によって幅があり、過去30回分から100回分の記録を保存するものまで。
機種を選ぶ際は、血圧計本体で記録を管理するのか、スマートフォンのアプリ等で管理するのかでメモリ機能の重要度を判断するのが良いでしょう。
又、機種によっては2人分の記録を別々に保存できるものもあります。ご夫婦2人で使用する場合などに良いのではないでしょうか。
■「2人分の記録保存」を搭載した製品
オムロン 手首式血圧計 HEM-6311
電池寿命の目安
オムロンの手首式血圧計で測定できる回数の目安は300回。
腕時計型手首式血圧計[HCR-6900T-M]を除き、コンビニ等で購入できる[単4形アルカリ乾電池×2]を使用します。
なので外出先で電池が切れても、血圧計が使えない等の心配は無いでしょう。
チェックシート|あなたに適したオムロン手首式血圧計はコレ
オムロンの手首式血圧計を選ぶ際のポイントを紹介しました。
・早朝高血圧確認
・測定ミスをお知らせ
・平均値表示
・血圧値レベル表示
・不規則脈波の検知
・正しく巻けたか確認「カフぴったり巻きチェック」
・通信機能 測定結果をスマートフォンのアプリで管理
・カフのタイプ
・過去の血圧値を記録:メモリ機能
最後に各項目に沿ったチェックシートを設置したので、手首式血圧計に必要な機能にチェックを入れて、購入の参考にしてみてください。
必要な機能を選択してください
血圧計の機能
:早朝高血圧確認 -朝測定の週平均値が最高血圧135mmHg以上または最低血圧85mmHg以上のときに表示:測定ミスをお知らせ(体動表示)-正しく測定できたかどうかをディスプレイでお知らせ
:平均値表示
:血圧値レベル表示 -高血圧の基準値「135/85mmHg」を超えているかどうかをチェック
:不規則脈波の検知 -脈が適切に検出されない場合はディスプレイでお知らせ
:腕帯を正しく巻けたか確認「カフぴったり巻チェック」
:スマートフォン連携 通信機能 -測定結果をスマートフォンのアプリで管理
カフのタイプ
:巻きやすい薄型カフ:ぴったりフィットするカフ
:HCR-6900T-M用カフ
血圧計本体のメモリ機能
:メモリ機能 2人で使用可能:過去30回以上のメモリ機能
:過去60回以上のメモリ機能
:過去90回以上のメモリ機能
チェック内容に適合したオムロンの手首式血圧計
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