BTOパソコンメーカーのFRONTIER(フロンティア)でPCを購入し、実際に半年間使ってみた感想を紹介したいと思います。
コスパが良い事で知られるBTOパソコンメーカーですが、実際はどんな感じなのか、問題なく使えるのか、また注文から到着までの納期など
この記事では良い点だけじゃなく悪い点も正直に紹介するので、これからパソコンの購入を検討している方は是非参考にしてみてください。
■総評
今回購入したFRONTIER(フロンティア)のデスクトップパソコンを使用した感想の結論は
普通に動く
良い意味でも悪い意味でもと言うと誤解されそうですが、「当たり前のものが当たり前に動く」事はとても大事で、それは安心して使えると言う事を意味します。
どれだけカタログスペックが高くても、実際に購入したら不具合だらけで使い物にならないとか、カッコいいデザインとブランド名で購入したら思ってたほどパフォーマンスが良くないとかありがちな話。
その点FRONTIER(フロンティア)のパソコンは、220校以上の教育機関や研究施設、140社以上の企業で使用されている事からも分かるように、各所から高い信頼性を得てる製品です。
そんな地味で無骨かもしれないけど、信頼性の高いパソコンを低価格で購入できるのは、メリット以外の何者でもない。
豊富なカスタマイズメニューで、あなた好みの1台が購入できます。
人気の秘密は何と言ってもコスパの高さ。
最新のCPU・GPUパーツを搭載したモデルを驚きの価格で提供。
山口県の自社工場で組み立てられ徹底した試験・検査後に出荷。
無償修理サービスもありサポート体制も安心。
コスパに徹底的にこだわる方は公式サイトへ >> 【FRONTIER】
- FRONTIER(フロンティア)
- 直販サイト「フロンティアダイレクト」で注文してから到着するまで
-購入するパソコンの使用目的と求めるスペック
-フロンティアダイレクトHPで注文
-注文から届くまで何日かかった?
-箱の大きさや同梱内容 - PC本体[FRGAH3070F]のインプレッション
- フロンティアPC[FRGAH3070F]の悪い点、気になった点、マイナートラブル?
-スリープの点滅が明るすぎ
-ファンの音「キュッ!」が気になる
-突然ブラックアウト
-Photoshopの挙動 - フロンティアPC[FRGAH3070F]の良かった点
-何と言っても価格が安い、圧倒的コストパフォーマンス
-余計なアプリケーションがインストールされてない - フロンティアPC[FRGAH3070F]ベンチマークテスト
- まとめ:派手さは無いけどそれがいい
FRONTIER(フロンティア)
FRONTIER(フロンティア)は、横浜に本社を置くインバースネット株式会社が運営するオーダーメイドパソコンの注文生産と販売を手がけるブランドです。
BTOパソコンメーカーを利用しない人にはあまり馴染みがないかもしれませんが、1981年に創業したBTOパソコンの草分け的なブランドで、最新パーツを搭載する高スペックPCを格安で購入できると、コストパフォーマンスを重視したパソコン選びをする方にとても人気。
BTOパソコンを購入する際によぎる事といえば、品質と注文内容通りに届くのかの不安ですが、
フロンティアのパソコンは、製造・テスト・出荷を山口県の生産拠点で徹底管理し運営されています。
そして最も懸念されるのがアフターフォローのサポート体制ですが、FRONTIER(フロンティア)はコールセンターを完備し、朝10時から夜7時まで対応。
また、FRONTIER(フロンティア)PCは、直販のフロンティアダイレクトなどネットでの購入が基本ですが、ヤマダ電機と資本提携関係にある為、ヤマダ電機の実店舗に展示される実物を見た上で購入する事も可能です。
直販サイト「フロンティアダイレクト」で注文してから到着するまで
BTOパソコンメーカーのパソコン購入は基本的にメーカー直販サイトで注文する所から始まります。
今回購入したPCは、FRONTIER(フロンティア)の直販サイト【フロンティアダイレクト】 で注文しました。
購入するパソコンの使用目的と求めるスペック
・Adobe PhotoshopやAutodesk MAYAなどのクリエイティブツールが問題なく動かせること。
・パワーのあるGPUと豊富なメモリ容量は必須。CPUは最新世代じゃなくても良し。
いくら高スペックであっても、クリエイティブツール等との相性が悪く、不安定な挙動を示すようでは取り返しがつきません。
不安を抱えた状態では安心して作業ができないので、重要パーツの構成はこれまで使用してきたPCと同じく、CPUはインテル製、GUPはNVIDIA製 で決まり。
PCゲームユーザーを中心に最近はAMD製のCPUが人気のようですが、購入予定のPCでゲームは重要じゃ無いのでその点も考慮した上で決定しました。
■希望のスペック
・CPUはインテル、GPUはNVIDIA
・CPUは最新で無くても良い
・最新のグラフィックスカード
・メモリはたくさん欲しい
・ゲーミングPCのキラキラ光る系は苦手
フロンティアダイレクトHPで注文
フロンティアのPCは総じてコストパフォーマンスが良い事で理解されてますが、それでも更に購入価格は安く抑えたいと思ったら、フロンティアダイレクトHPで毎月の様に開催されているキャンペーン「〇〇セール」を利用するのが吉。
「販売解禁直後の最新パーツが何故この価格で購入できるの?」
と疑問に思うほどの低価格で販売されています。
今回購入したPCも当然「〇〇セール」で選んだモデルですが、その中でも更に低価格のアウトレットモデルを選択。
CPUが購入時点で前世代モデルのインテルcore i7 9700KF を搭載したアウトレット商品ではありますが、
ただGPUは注文時点でバリバリ最新のNVIDIA GeForce RTX 3070。
カスタムでWindows10 HOME を Windows10 Pro に変更。
そして最も重要視しているメモリは、16GB から64GBに大幅に増量。
その他にも細々追加・変更しましたが、それでも
総額:196,680円(税込)+ 送料:3,300円(税込)= 199,980円(税込)
20万円以内におさまりました。
ベースモデルをアウトレット品にしたので、低価格からのカスタマイズの幅が広がり、価格とスペックを吟味できたのが良かった。
注文から届くまで何日かかった?
フロンティアダイレクトのデメリットとして良く挙げられるのが納期の長さ。
当日発送など納期までの速さを売りにしたBTOパソコンメーカーもありますが、それに比べると確かに弱い点かなとも思えます。
フロンティアダイレクトにも、一部注文確定から当日出荷に対応しているモデルもありますが、仕様が固定されカスタマイズできないモデルなので「今すぐ欲しい」「急いでるんだから早く!!」のような方でもない限り、わざわざそれを選択する必要は無いかな。
むしろフロンティアは納期が長いと聞かされていた為か、個人的には「思ってたより早かった」という感想です。
■今回購入したPCの注文から到着までの日付
【注文日】 2020年12月01日 2020年12月07日の出荷を予定
【出荷日】 2020年12月04日
【到着日】 2020年12月06日
注文後に届いたメールに書かれてた出荷予定日より、3日も前に出荷されたので「思ってたより早かった」と感じたのかもしれませんが、注文から5日で届くのなら十分です。
因みに宅配業者は佐川急便でした。
箱の大きさや同梱内容
届いた段ボールの大きさは
高さ:約38cm
横幅:約59cm
奥行:約53cm
ノートパソコンやコンパクトデスクトップPCしか購入した事が無い方は、「大きい!」と思われるかもしれませんが、タワー型PCと考えたら普通ですね。
梱包されたPC本体は発泡タイプの緩衝材で固定されていました。
PC本体と電源ケーブルの他に、保証書、説明書、Windows10のCD、再インストールの手引などが入っていました。
お洒落PCメーカーで購入すると付いてくるステッカーなど気の利いたモノはありません。
PC本体[FRGAH3070F]のインプレッション
届いたPCの第一印象はケレン味が無くとてもシンプル。
人気のゲーミングPCみたいにピカピカ七色に光る箇所はありません。
そのような光るゲーミングPCが欲しい人はフロンティアの別シリーズのモデル選択するのが良いでしょう。
個人的に光るPCは苦手なので、シンプルな見た目は好印象です。
■タワー型PCケース[GAシリーズ]
購入したPCのケース本体はフロンティアのGAシリーズがベースモデル
拡張性と冷却性能を重視したタワー型PCケースで、ヘアライン加工されたフロントグリルにHexagon Blockパターンをデザイン。
エアーインテイクホールをフロントパネル下部と両側面に設置、ケース内前後に搭載された12cmファンと合わせて高いエアフロー性能が期待できます。
拡張性にも優れ、5インチ外部ベイx1、5インチ内部ベイx1、3.5インチ外部ベイx1、3.5インチ内部ベイx5、2.5インチ内部ベイx1があり、また最新のGPU NVIDIA RTX30シリーズのような大型のグラフィックスカードも余裕で搭載可能です。
フロント上部に、USB2.0 x2 ・USB TypeA 3.2 x2・ヘッドホン出力端子・マイク入力端子・リセットボタン・ハードディスクLED・PowerLED・電源ボタンが配置。
後述しますがこの中の青く光るPowerLEDの光量が個人的にはマイナスポイント。
■メンテナンス性
サイドパネルはネジで閉められているので、メンテナンスする場合は、ドライバーが必要になります。
一応フック的なパーツが取り付けられていて、それを「パチンッ!」と閉じれば外れる感じも無いので、わざわざネジで閉める必要は無いかな?とは思いますが。
ただ、最近のPC筐体はサイドパネルが開けやすいように工夫されていたりと、メンテナンスを考慮した製品が多く出回っているので、この部分はコストや古さを感じさせますね。
サイドカバーを外すと分かりますが、決して「PCの中も見て見て!!」系ではありません。
良く言えば質実剛健、はっきり言えば地味で古い
でも配線が綺麗にまとめられている所なんかを見ても仕事は丁寧なのが分かり、この点は好感度アップ。
率直に真面目さが感じられます。
使用されているパーツで注目は
ASUS製のGeForce RTX3070
現在グラフィックスカード単体で購入するとしたら、PC価格の殆どをしめる事になってしまいます。
因みに2021/06/10 現在、AmazonでASUSのRTX 3070 を検索すると価格¥150,000
如何にBTOパソコンメーカーのコスパが良いのかが分かりますね。
Amazon.co.jpでGeforce RTX 3070の価格を調べる
ASUS デュアルNVIDIA GeForce RTX 3070 V2 OCエディション ゲーミンググラフィックスカード (PCIe 4.0 8GB GDDR6メモリ、LHR、HDMI 2.1 DisplayPort 1.4a Axial-tech ファンデザイン デュアルBIOS 保護バックプレート)
フロンティアPC[FRGAH3070F]の悪い点、気になった点、マイナートラブル?
“普通に動く”事は最初に紹介しましたが、それでも半年間使っていると不満点や、ちょっとした不具合は出てきます。
ここでは、フロンティアPC[FRGAH3070F]の悪い点、気になった点、マイナートラブルを紹介。
スリープの点滅が明るすぎ
PCケースのフロント上部には、USB2.0 x2 ・USB TypeA 3.2 x2・ヘッドホン出力端子・マイク入力端子・リセットボタン・ハードディスクLED・PowerLED・電源ボタンがあり何れもアクセスしやすく、特にUSB端子が4個あるのは重宝します。
しかし問題は青く光るPowerLED。
PCを使用中は気にならないのですが、スリープになった途端にLEDが明滅、それだけならまだ良いのですがその光量が明るすぎ。
暗い静かな部屋で、青い光が壁一面を明滅しながら照らす様は目障り。
とりあえずの対処法として厚めの布をかぶせてPowerLEDランプを隠しました。
「PCの作業が終わったらスリープじゃなくシャットダウンしたら良いだけでしょ」
そんな声が聞こえてきそうですが、あくまでも筆者の使い方はそんな感じなんだと思っていただければ。
ファンの音「キュッ!」が気になる
PC作業の挙動には特に影響は無いのですが、時々PC内部から「キュッ!」と気になる音が!?
PCケース内のファンが停止する際に鳴るようで、我慢できないほど気になるようなら早々に交換しようと考えてます。
突然ブラックアウト
使い始めて2ヶ月ほどたった頃に、突然画面が閉じてしまう現象に遭遇。
電源は付いているのでシャットダウンしたわけでは無い、でもキーボードやマウスに触れても復帰しないのでスリープでも無い。
原因が分からずにいたところ、何度目かのブラックアウト直前にこの様なエラーメッセージが画面に
結論としてはNVIDIAのグラフィックスカードを最新の状態に保ったり、スクリーンショットやビデオ、ライブ配信など、GeForceグラフィックカードの性能を存分に体験できるツール「GEFORCE EXPERIENCE」との相性問題たったようです。
「GEFORCE EXPERIENCE」の設定で「ゲーム内のオーバーレイ」を無効にしたところ上記の現象は無くなりました。
Photoshopの挙動
これもGeForceグラフィックカードの問題で、直接フロンティアのPCとは関係無いのですが、使い始めの頃にPhotoshopの挙動で気になる点がありました。
画像ドキュメントを複数、又はレイヤーを複数追加した状態にすると、PhotoshopのGUIの表示が遅く、
「最新のGPUなのに何故?やっぱりCPUを妥協しのが悪かったのか?」
と悩んでいたのですが、NVIDIA GeForce RTX 3070 のドライバーを何度か更新していたら、いつの間にか改善されていました。
単純にドライバーの最適化の問題だったようです。
フロンティアPC[FRGAH3070F]の良かった点
“普通に動く”事が最大のメリットなのですが、その上でフロンティアPC[FRGAH3070F]の良かった点を紹介。
何と言っても価格が安い、圧倒的コストパフォーマンス
フロンティアPCを購入して良かった点は、何と言ってもこれに尽きます。
圧倒的コストパフォーマンス
注文時に最優先した希望のスペック
・最新のグラフィックスカード
・豊富なメモリを搭載
この2つの叶えたうえで、20万以内で購入できたのは大収穫です。
1つ1つパーツを購入して組み立てる”自作PC”は、愛着も湧くし楽しいとは思いますが、現在の世界的な半導体不足による価格高騰を考えると、パーツの大量購入で価格を安くできるメーカー製とでは、コストパフォーマンスの面でどうしても劣ります。
又、多くのBTOパソコンメーカーがスペックの高さは勿論、カスタマイズの豊富さや、納期の短さ、PCケースのデザイン性を売りにしています。
対してフロンティアは他社に比べると納期も長く、PCケースも地味。
でもその分、価格を抑えつつもスペックを重視したパーツ構成が可能になるので、PC選びの条件としてコストパフォーマンスを重視する人にはベストな選択なのではないでしょうか。
余計なアプリケーションがインストールされてない
余計なアプリケーションがインストールされてないのは好感が持てます。
使いもしない独自のアプリケーションが大量にインストールされていると「SSD・HDD容量を返せ!!」と言いたくなりませんか?
フロンティアのPCに最初からインストールされていたのは「スタートアップガイドのPDFファイル」ぐらいで、後は「FRONTIERサポート」とアプリケーションを30日無料で試用できる「PCソフト120本使い放題」のショートカットがあるだけ。
フロンティアPC[FRGAH3070F]ベンチマークテスト
今回フロンティアで購入したPCはゲームが目的ではありませんが、この記事を読んでいる方は気になると思うので、少しだけベンチマークテストの結果を載せたいと思います。
今回使用したベンチマークソフトは、負荷が高い事で知られ、新しいCPUやGPUが登場すると良くベンチマークテストに使われる「FINAL FANTASY XV ベンチマーク」
検証の設定はプリセットの高品質と標準品質を選択、何れもフルスクリーンで行いました。
描画品質設定:高品質
解像度 | スコア | 評価 |
---|---|---|
3,840×2,160 | 5899 | やや快適 |
2,560×1,440 | 9756 | とても快適 |
1,920×1,080 | 12602 | 非常に快適 |
描画品質設定:標準品質
解像度 | スコア | 評価 |
---|---|---|
3,840×2,160 | 7042 | 快適 |
2,560×1,440 | 12612 | 非常に快適 |
1,920×1,080 | 16489 | 非常に快適 |
最新GPUも格安構成も自由に選べる!パソコン買うならBTOの【FRONTIER】
まとめ:派手さは無いけどそれがいい
FRONTIER(フロンティア)のBTOデスクトップパソコンを実際に購入し半年使った感想でした。
他社のキラキラしたゲーミングPCに比べ、お世辞にも派手さはありませんが、信頼のおける有名メーカー品かつ最新のPCパーツが搭載されたモデルを低価格で購入できるのは、何よりもFRONTIERの優位性でしょう。
いくら低価格で購入できるとしても品質に問題があったら元も子もありませんが、その点もPCケース内の配線処理から仕事の丁寧さを感じて貰えるのではないでしょうか。
質実剛健・高スペックパソコンを低価格で購入
コストパフォーマンスを重視したパソコン選びにFRONTIER(フロンティア)は、良い選択だと思います。
豊富なカスタマイズメニューで、あなた好みの1台が購入できます。
人気の秘密は何と言ってもコスパの高さ。
最新のCPU・GPUパーツを搭載したモデルを驚きの価格で提供。
山口県の自社工場で組み立てられ徹底した試験・検査後に出荷。
無償修理サービスもありサポート体制も安心。
コスパに徹底的にこだわる方は公式サイトへ >> 【FRONTIER】
|
|
BTOパソコンの草分け的ブランドFRONTIER(フロンティア) 3DCG/動画編集/ゲーム用途に合わせてCPUやGPUなどパーツを自由に選べてコスパにもこだわる方にオススメ。 |
|
|
|
|
|