2020年も終わりに近づき、体組成計のトップ企業 タニタ が上腕式血圧計の新製品を発売しました。
今回タニタが発売した新たな上腕式血圧計の特徴は、スマートフォンとの連携
「えっ??スマートフォンと連携する血圧計なんて他社製であるよね?」
そうです、スマートフォンと連携する血圧計は既に他社メーカーから幾つも発売されています。しかしその殆どが手首式血圧計のため、上腕式血圧計ユーザーにとっては選択肢が非常に狭い状態が続いています。
タニタ製の血圧計も、スマートフォンとの連携に関しては競合他社に比べて遅れていたと言って良いでしょう。製品自体は良いのに、スマホ連携機能が無く実にもったいないと感じでいました。
そんなタニタから2020年、年の瀬に満を持して発表されたのが、スマホ連携機能を搭載した上腕式血圧計 BP-224L です。
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タニタ 上腕式血圧計 BP-224L
ベースは以前からある BP-223 と同じなので、基本性能の良さは間違いありません。
公式画像を含め多く出回っている BP-224L の画像は、斜め上の俯瞰から撮られた画角なので、人によっては厚い印象をもたれるかも知れませんが、実物は画像で見るよりも薄くコンパクトです。そして何より軽い。
実際に競合する他社製の製品と比較すると、そのコンパクトさが理解してもらえると思います。
競合する他社製のスマートフォン連携機能付き上腕式血圧計と比較
タニタ BP-224L | O社 | 参考:C社(スマホ連携無し) | |
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商品寸法 | 幅:93mm 高さ:57mm 奥行:144mm | 幅:105mm 高さ:85mm 奥行:152mm | 幅:105mm 高さ:166mm 奥行:122mm |
本体質量 | 約 228g(乾電池含まず) | 約340g(電池含まず) | 約390g(電池含まず) |
タニタ 上腕式血圧計 BP-224L
毎日同じ条件で行うことができる家庭での血圧測定で健康管理。タニタの血圧計は、誰でも簡単に、継続して計測できるように設計されています。結果は自動で記録されるので血圧の傾向をしっかりと把握することができます。
BP-224L の仕様
商品寸法 | 幅 93mm × 高さ 57mm × 奥行 144mm |
本体質量 | 約 228g(乾電池含まず) |
電源 | DC6V 単3形アルカリ乾電池(LR6)×4本 |
電池寿命 | 約350回(1日1回使用の場合) |
脈拍測定範囲 | 40~199拍/分 |
メモリー機能 | 90回×2人分 |
使用温湿度範囲 | 10~40℃ 85%RH以下 |
圧力測定範囲 | 0~300mmHg |
精度(圧力) | ±3mmHg |
精度(脈拍) | 読み取り数値の±4% |
スマートフォンと連携
BP-224Lの最も特徴な機能がスマートフォンとの連携。測定結果をBluetoothでペアリングされたスマートフォンに転送。専用アプリでデータを管理できます。
取り込んだ測定結果は専用アプリで自動的に集計・整理されグラフ化されます。これにより日々の変動が一眼で確認できます。
定期的に病院に通っているなら、血圧測定日誌としてアプリの画面を担当医に見せるのも良いでしょう。
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簡単装着の「クリップアームカフ」
上腕式血圧計の欠点はカフを腕に正しく装着するのが面倒な事。血圧を正しく測定する為には腕の正しい位置にカフを装着する必要がありますがそれが中々難しい。カフに印を付けたり立体構造にしたりと各メーカー工夫をしてますが、タニタが開発した方法が「クリップアームカフ」。
カフ自体がクリップアームになっていて、取っ手部分を摘んでカフを開き腕に挟むだけ。超簡単に装着できます。位置の修正も簡単。
簡単装着以外にクリップアーム式の利点として、カフ自体は柔らかいので使用していない状態ではコンパクトな事。血圧計を選ぶうえで、機能や性能はもちろん大事ですが、”如何にかさばらずに保管できるか“も大事な要素です。1日の中で使っていない時間の方が遥かに長いのですから、保管場所を占有しない事は血圧計選びでとても重要。
脈間隔の変動を感知する機能
測定中の「脈の乱れ」を感知すると液晶画面で知らせてくれます。
不整脈の診断・判定ができるわけではありませんが、不整脈の傾向を把握するには有効な情報です。
「平均値表示」機能
日本高血圧学会が発行する”高血圧治療ガイドライン”では、血圧の測定値は複数回の平均を取る方法が推奨されています。BP-224Lは、直近2回分の測定値を平均して表示する「平均値表示」機能が付いています。
「低室温おしらせ機能」機能
「測定時の姿勢」「装着するカフの位置」「測定の時間」など測定結果に影響を及ぼす要素は様々。そして「室温」もまた血圧測定の結果に影響を与える要素の一つ。
室温が低いと血管が収縮して数値も高くなる傾向があります。正確な結果を得るには低室温での血圧測定は避けた方が良いでしょう。タニタのBP-224Lは「低室温おしらせ機能」があり、室温が9℃以下の場合は測定の中止を促します。
時計機能
1日の中で血圧計を使用する時間は、ほんの一瞬です。使っていない時間の方が遥かに長い。殆どの時間、血圧計は場所を専有するだけでで何の役にも立ちません。
BP-224Lには血圧計の他にもう一つ「時計機能」が付いています。血圧計として使用してない間は「時計」としてリビングやベッドルームに設置でき、アラーム機能に測定時刻を設定すれば、測定忘れも防げます。
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