liquidjumper MAYA MAYA2023リリース!改善されたブール演算や新機能などアップデートの内容を紹介

MAYA2023リリース!改善されたブール演算や新機能などアップデートの内容を紹介

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2022年3月31日にAutodesk M&E 2023バージョンが リリースされました。

MAYAを含むAutodesk Media & Entertainment Collection(Autodesk M&E)製品3ds Max・MotionBuilder・Mudbox が2023にバージョンアップ、全てを改良し強化された機能や新機能で、より使いやすさの向上が図られています。


■Autodesk Media & Entertainment Collection(Autodesk M&E)2023

・ MAYA 2023
・ 3ds Max 2023
・ MotionBuilder 2023
・ Mudbox 2023


■MAYA 2023の主なアップデート内容

Maya 2023 は、熟練した Maya アーティストと新規ユーザの両方に対して使いやすさが向上しています。完全に改良されたブール演算ツール、新しい Blue Pencil ツール、または下記のリンクで詳細に説明されているその他の改善点をお試しください。また、新しいアプリケーション ホーム ハブ、ゲームの手法が導入されたチュートリアル、ユーザ インタフェースのナビゲートを効率化できる新しい検索機能によって、ユーザ エクスペリエンスが向上しています。

  • 新しいBlue Pencil
  • 改善されたブール演算
  • メッシュワイヤーフレームの不透明度
  • メッシュをスイープ(Sweep Mesh)の新しいオプション
  • モデリングパフォーマンスの新機能
  • Python バージョン3.9に変更

その他にも多数の機能追加、修正が行われています。

・Maya 2023 の新機能:Autodesk公式ヘルプHP


>> Autodesk Media & Entertainment Collectionの詳細




Maya 2023 アップデート方法

1.オートデスクの公式HPでサインインします。

>>Autodesk公式


2.サイドメニュー又は右上のアカウントアイコンメニューから「製品とサービス」を選択。

「製品とサービス」を選択


3.フィルタの項目「バージョン」で [2023]のチェックを有効にすると2023バージョンのライセンス購入済み製品が表示されます。

[2023]のチェックを有効に


4.Mayaを選択するとダウンロードの項目に使用できるバージョンの製品が表示されるので、「2023ダウンロード履歴」をクリックします。

「2023ダウンロード履歴」をクリック


5.ダウンロードするバージョン、プラットフォーム、言語を選択。「今すぐインストール」をクリックしてインストーラーをダウンロードします。

ダウンロード方法を変更したい場合は「すべて表示」をクリックしダウンロード方法を変更してください。

「今すぐインストール」をクリックしてインストーラーをダウンロード


5.ダウンロードしたインストーラーをダブルクリックすると、インストールが始まります。

インストール

Maya 2023の新機能

今回のバージョンでは、パフォーマンスの向上は勿論、今まで”もう少し何とかしてほしい”と感じていた様々な機能が改善されています。

図面、テキスト、シェイプを作成できるBlue Pencil

新しい Blue Pencil 描画ツールを使用して、3D の作品にマークアップや注釈を付けることができます。

参照:Autodesk公式HP


アーティストやアニメータは Blue Pencil を使用して、ビューポート内で 2D 図面や注釈を作成できます。以前のグリース ペンシル ツールに代わる Blue Pencil は、テキストやシェイプに使用する追加の描画ツールや、レイヤ、リタイム、トランスフォームなどの機能など、多数の機能と柔軟性を備えています。このツールは、プリプロダクション アニメーションをブロックしたり、シーン ファイルに注記や提案の注釈を付ける場合に最適です。

改良されたブール演算

新しいブール演算ノードを使用することにより、これまでよりも少ないクリック数でブール演算を作成、編集できます。

参照:Autodesk公式HP


新しいブール演算スタックのオプションを使用すると、メッシュをライブで編集し、シーン内で発生する可能性のある変更をプレビューすることができます。変更は自動的に再計算されるため、操作手順は簡略化されます。

メッシュワイヤーフレームの不透明度設定

カラー チューザ(Color Chooser)でアルファ チャネルを使用して、オブジェクトのワイヤフレームの不透明度を設定できるようになりました。


テンプレートやポリゴン サーフェスのハイライト表示など、特定の要素の不透明度を下げることができます。

ワイヤフレームの透明度を上げて、高密度のポリゴン オブジェクト上で単一の「カラーの塊」として表示されないようにし、サーフェス上のテクスチャをより見やすくすることができます。

メッシュをスイープに新オプション追加

メッシュをスイープ(Sweep Mesh)ツールに新しいオプションが追加され、カーブごとに単一のクリエータ ノードを使用するか、複数のクリエイタ ノードを使用するかを選択できるようになりました。

参照:Autodesk公式HP

モデリングパフォーマンスの新機能

Maya 2023でパフォーマンスの向上とツールの更新が実現されため、一般的なモデリング ワークフローの処理時間を短縮し、より予測可能な結果を生成できるようになりました。

・ホットキーを使用してビュー内エディタ(In-View Editor)のアトリビュートを選択可能に

新しいホットキーで、ビュー内エディタ(In-View Editor)のアクティブなアトリビュートを切り替えることが可能に。

参照:Autodesk公式HP


・押し出しとベベル マーキングメニューの改善

新しい押し出しおよびベベル マーキング メニュー([Ctrl]+[Shift]+右クリック)で、アクティブなビュー内エディタ(In-View Editor)アトリビュートをコントロールし、アトリビュートをすばやく調整することができます。

参照:Autodesk公式HP


・マルチカット ツールの精度の向上

マルチカット(Multi-Cut)ツールにエッジタイプ カットのパーセンテージが表示され、より正確なカスタム カットを作成できるようになりました。

参照:Autodesk公式HP


・スカルプト ツールの更新
・エッジ ループのキャップの改善
・予測可能な押し出しの厚さ
・モデリング パフォーマンスの向上


Python バージョン3.9に変更

Python、PyMEL の更新

Maya 2023では Python バージョン 3.9 が使用されます。

この更新により、Python 3.7 で作成したプラグインまたはスクリプトがある場合は、これらのバージョン間でコードの互換性が保証されないため、プラグインまたはスクリプトを Python 3.9 に移植するときに問題が発生する可能性があります。

超重要 Python3のみをサポート

Maya 2022で「Python 3」がサポートされましたが、移行期間として「Python 2」も切り替えて使用できていました。

しかし、Maya 2023 からPython 3」のみの対応となり、「Python 2」は対応されません

したがって、Python 2 モードでの起動はできなくなります



Maya 2023その他の新機能

Maya の USD プラグインの更新

Maya における Universal Scene Description (USD)のサポートが更新されたため、アーティストは USD と Maya ワークフローの組み合わせをシームレスに使用できます。


Bifrost 2.4.0.0

Bifrost 2.4.0.0 には Bifrost USD が導入されています。USD の機能と Bifrost グラフの自由度や使いやすさを組み合わせることで、アセットの非破壊的なアセンブル、整理、編集が可能になります。


ユーザ エクスペリエンスの向上

Maya に、初めて使用するユーザと経験のあるユーザの両方を対象とした多くの改善が行われました。

改善の内容は、ViewCube の復活、新しいアプリケーション ホーム ハブ、インタラクティブなチュートリアル、検索、などです。


アニメーション パフォーマンスの新機能

アニメーションのパフォーマンスが向上して、作業時間を短縮できるようになりました。


Maya のリトポロジ ツール

Maya のリトポロジ ツールが更新され、アーティストはメッシュの結果を強化できるようになりました。


Create VR for Maya

Create VR for Maya は、臨場感のあるコンセプト デザイン ツールです。アーティストとデザイナーはこのツールを使用して、クリエイティブなプロセスを 3D で直接開始することができます。


デフォーマの更新

デフォメーション ワークフローに対する最新の追加機能です。


コンポーネント タグのその他のオプション

コンポーネント タグの新機能について紹介します。


Maya 2023 devkit の新機能

Maya 2023 devkit には、最低限必要な新しい CMake バージョン、新しい Blue Pencil API とコマンド、およびその他のいくつかの変更が含まれています。


アトリビュート エディタ(Attribute Editor)のタブをピンで固定(Pin Tab)

アトリビュート エディタ(Attribute Editor)の新しいタブをピンで固定(Pin Tab)アイコンにより、複数選択が必要なワークフローが簡略化されます。  をクリックすると、シーン内で別の選択を行う場合でも、選択したタブをロードしたままにすることができます。

参照:Autodesk公式HP

Arnold for Maya 5.1.0 プラグイン

Substance プラグインの更新


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