liquidjumper WordPress,備忘録 WordPressを運営するサーバーをプラグイン「Duplicator」で引越しする方法

WordPressを運営するサーバーをプラグイン「Duplicator」で引越しする方法

wordpress_duplicator_topimage

WordPressを運営しているとサーバーの引越しを検討する機会があると思います。

サーバーが遅い、手狭になった、機能が足りない など理由は様々ですが
いずれにしても、面倒な作業である事は確か。

WordPressを運営しているサーバーを引越しする方法には

  • プラグインを使う方法
  • プラグインを使わない方法
  • サーバー引越し業者を利用する方法

の3通りがあります。


WordPressの運営サーバーを引越しするのに利用するプラグインは主に

Duplicator」と「All-in-One WP Migration

がありますが、この記事ではWordPressのプラグイン「Duplicator」を使ってサーバーを引越しする方法を紹介します。


WordPressのデータをバックアップ

何はともあれ最初にするのは大切なデータのバックアップ

WordPressのバックアップも様々な方法がありますが、「BackWPup」等のWordPressプラグインを利用するのが簡単です。

wordpress_plugin

「Duplicator」をインストール

WordPressの管理画面の左側にある「プラグイン」から「新規追加」を選択

検索窓で「Duplicator」を検索

プラグイン「Duplicator」をインストールします

「Duplicator」をインストール



「有効化」ボタンを押して有効にします

「有効化」ボタンを押して有効にします

WordPressのデータをダウンロード

WordPressの管理画面の左側に追加された「Duplicator」から「Packages」を選択

「Duplicator」から「Packages」を選択


「Create New」を選択

「Create New」を選択


「Next」を選択してパッケージを作成します

「Next」を選択


Scan Compleate が表示されスキャンニングが完了したら「Bulid」を選択

「Bulid」を選択


問題なくBulidが完了したら「Installer」と「Archive」をダウンロードします。

「Installer」と「Archive」をダウンロード

ドメインの移管

移転前のサーバーから移転先サーバーに独自ドメインでアクセス出来るようにドメインの移管をします。

独自ドメインでアクセスできるようにするには、DNSサーバーを設定する必要がありますが、

ドメインを管理しているドメイン業者のDNSサーバーを利用するの
WordPressを運営するレンタルサーバーのDNSサーバーを利用するのか


で違いますが、いずれにしてもそれぞれの管理画面で設定可能なはずです。

設定方法は各レンタルサーバー、ドメイン管理業者の説明従って設定しすれば、それほど難しい事はありません。

移転先サーバーにドメインのアクセスが反映されたらWordPressのデータをアップロードする事になるのですが、

注意点としてドメインを設定してから、実際に反映されるまで数時間〜72時間ほどかかる為、アクセスできない空白期間が発生する事を理解しておく必要があります。

空白期間中はウェブサイトへのアクセスはもちろんメールの授受もできません。

それによって問題が生じるようであれば、移管方法を変える、もしくはサーバーの引越し業者を利用する事を検討した方が良いでしょう。


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WordPressのデータをアップロード

FFFTP等のFTPソフトを使って、ダウンロードしたファイル「Installer.php」と「ZIPファイル」を移転先サーバーにアップロードします。

移転先サーバーにFTPソフトで接続したら、ドメイン設定したディレクトリに移動します。

ルートディレクトリに移動


「Installer.php」と「ZIPファイル」をアップロードします。

Installer.php」と「ZIPファイル」をアップロードします

WordPressのデータベースを作成

引越し先のサーバーでデータベースを作成します。

データベースの作成は各レンタルサーバー会社で確認して作成してください。

アップロードした「Installer.php」にブラウザでアクセスするとDuplicatorのインストーラが起動します。
例:http://ドメイン/installer.php

I have read and accept all terms & notices (required to continue)にチェックを入れ 「Next」をクリックするとアーカイブが展開されます。

I have read and accept all terms & notices (required to continue)にチェック


以降はインストーラの各項目にチェックをいれて先に勧めます。

途中データベースのホスト名やユーザー名などが聞かれますが、先程作成したデータベースの内容を参考にして入力して勧めていけば完了します。

全て終了したらWordPressにアクセスして引越し前と同じ表示になれば完了です。


※実際に移転作業する場合はレンタルサーバー会社で引越し方法を確認してから作業してください。

サーバー移転する際の注意点

プラグインを利用する際の注意点

プラグインはボタン一つでWordPressのデータをエキスポートしてくれるので、とても便利ですがトラブルも見受けられるので注意が必要です。

パッケージのエキスポートやインポートで失敗したり、データベースの上書きによるトラブル、移転先サーバーのPHPのバージョンが違う事によるエラー表示など、色々と事前情報を曖昧にしているとトラブルになるかもしれません。

アクセスできない空白期間が発生する

移転先サーバーで独自ドメインでアクセス出来るようにDNSサーバーの設定を変更する必要があります。

この方法は、レンタルサーバーの管理画面で操作するので比較的簡単にそして安全に作業できますが、注意点として移転先サーバーでドメインアクセスの設定をしてから、実際に反映されるまで数時間~最大72時間ほどかかる為、サイトにアクセスできない空白期間が発生します。

hostsファイルを編集して空白期間を発生させない方法もありますが、PCのシステムファイルに影響を与える可能性があるので、理解せずに操作するのはオススメしません。

レンタルサーバー会社によって移行方法が違う

プラグインを使う方法、使わない方法 どちらにしてもレンタルサーバーによって移転方法に違いがあります。

プラグインを推奨するところもあれば、独自のシステムを用意しているところ、逆にほとんど何も用意してないところ など様々です。

レンタルサーバーを選ぶ際はサーバーの性能や機能の他に引っ越しのしやすさも検討項目にいれても良いかも知れません。

サーバー引越し業者を利用する

個人でサーバーを移転作業する場合、WordPressのプラグインを使う方法が最も簡単でポピュラーですが、注意しなければならないのは、決してボタン一つクリックするだけで、現在運営しているサーバーから移転先のサーバーにWordPressの環境を移転してくれる訳ではありません。

そしてプラグインはトラブルが無いわけではないという事も大事な注意点です。

たとえプラグインを使う方法を選んだとしても、何をしているのか理解した上で作業をしなければ、トラブルが起きる可能性があります。

決して「聞かれるがままにボタン押してたら良いんでしょ」みたいな感じでサーバーの移転を行ってはいけないという事です。

サーバー移転の作業が曖昧な状態なのであれば、素直にサーバー引越しの専門業者に頼むのが最も安全で確実です。

大事なサイトを「引越し代をほんの少しケチったが故に台無しに」なんて事にしない為にも、方法は慎重に検討する事をオススメします。


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