Vuforiaは拡張現実(AR)や混合現実(MR)のコンテンツを開発する事が出来るプラットフォーム環境です。クロスプラットフォームなので、さまざまなハードウェア、ARKitやARCoreのどちらにも対応してる為”iOS”,”AndroidOS” など対象を気にすること無くコンテンツが開発できるのが特徴です。
そんな “Vuforia Engine” はUnityにビルトインされているので簡単にARを試す事ができ便利だと思い、以前Unityでvuforiaの画像マーカーを使ったARの検証をしました。
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Unityを2020にアップデートしたので、あらためてVuforiaを使って、今度はマーカレスARを検証したいと、メニューのEdit > Project Settings をクリック、”Project Settings”の画面からXR Settings の項目にある”Vuforia Augmented Reality Supported”のチェックボックスを選択しようとしたら、それらしき文字が何処にも見つからない。そもそも”XR Settins”の項目が無い。
以前のバージョンであれば、”Vuforia Augmented Reality Supported”のチェックボックスを選択すれば、Vuforiaのパッケージがインポートされ、簡単にVuforiaのARを使えたのに。
Unity2020.1のProject Settings 画面。 XR Settings の項目がありません。
Unity2019.2のProject Settings 画面。 XR Settings の項目に”Vuforia Augmented Reality Supported”があります。
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ビルトインXRプラットフォーム統合の非推奨
2019.3では、UnityはXRプラットフォームの統合をサポートする新しいプラグインフレームワークに移行しました。その結果、組み込みの XR プラットフォーム統合は非推奨とマークされました。これらの統合は2019.3でも使用可能であり、2019.4でも機能を維持します。Unityはこれらの統合のための新機能を開発することはありませんが、本質的なバグ修正は引き続き提供します。
unity2020.2 Document
UnityでARやMRなどのXRコンテンツを開発する場合は、Unityが用意した”XR SDK”と呼ばれるプラグインフレームワークを使用する方法が推奨され、組み込みのプラットフォーム
- Windows Mixed Reality (HoloLens & Windows MR devices)
- Oculus Android & Oculus Desktop
- OpenVR (Desktop)
- Google VR Android & Google VR iOS
- Vuforia Engine AR
これらを使った開発方法は非推奨になったようです。
この様な理由でUnity2020(2019.3以降)には”Vuforia Augmented Reality Supported”が無かった訳ですが、それでも引き続きVuforia Engine for Unityを使ってAR開発をする場合は Vuforia Developer Portal からパッケージをダウンロードして使用する事ができます。
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Vuforia パッケージをインポート
Vuforiaの公式HPから”Vuforia Engine for Unity”をダウンロードしてインポートします。
Vuforia Developer Portal
⇒https://developer.vuforia.com/downloads/sdk?d=windows-30-16-10739&retU
Unityのパッケージ”add-vuforia-package”をダウンロードします。
Vuforiaのアカウントを持っていればココでログインします。
アカウントの登録がまだの場合は”Create account now”から登録します。
“I Agree”をクリック
任意の場所にダウンロードします。
ダウンロードしたパッケージをダブルクリックで起動します。
Import Unity Packege が開くので「import」をクリックしてvuforiaのパッケージをインポートします。
update の メッセージが表示されたら「Update」をクリックします。
無事パッケージがインポートされると、 メニューの GameObject > Vuforia Engein が追加されます。
これで無事Unity2020でもVuforiaを使用可能になりました。
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