liquidjumper Googleスプレッドシート,アプリ/ネットサービス Googleスプレッドシートに最新の気象データをインポートする方法|降水量・気温・風速

Googleスプレッドシートに最新の気象データをインポートする方法|降水量・気温・風速

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天気予報や防災情報を始めとする気象データでは、快適・安全に暮らすのにとても大事な情報。

また、海洋や火山・地震など地球環境の調査研究にも役立つのは当然として、最近では、船舶、航空、農業、販売業など産業界にとっても大事な役割を担っています。

そんな現在の生活に欠かせない気象データ、実は気象庁のHPから自由にダウンロードできて、自由に使用できるのしってましたか?

新聞社やテレビ局などのメディアや企業じゃなくても、だれでも無料で利用可能。

そこで今回は、気象庁のHPからダウンロードできる気象データをGoogleスプレッドシートにインポートする方法を紹介します。


気象庁HP:各種データ・資料
https://www.jma.go.jp/jma/menu/menureport.html


Googleスプレッドシートで気象データのCSVファイルをダウンロードしてからインポート

気象庁のHPで利用できるデータはさまざまありますが、今回はCSV形式のファイルでダウンロードできる「最新の気象データ」をインポートしたいと思います。

「最新の気象データ」は、時間毎の降水量や風速、最高・最低気温が記載されていて素人でも理解しやすく、

今日の降水量が10分毎に更新(観測から約30分後に更新)、それ以外のデータは1時間毎に更新と「最新」のデータが取得できます。


またダウンロードできるファイルもCSV形式なので、Googleスプレッドシートにインポートもしやすく扱いも簡単。
ただ、文字コードが「Shift_JIS」なのが残念ではありますが。

気象庁のHPから気象データのCSVファイルをダウンロード

では早速、気象庁のHPに移動してダウンロードしてみましょう。


気象庁HP:最新の気象データダウンロードページ
https://www.data.jma.go.jp/obd/stats/data/mdrr/docs/csv_dl_readme.html


最新の気象データ > CSVダウンロードについて のページに移動したら、ダウンロードする要素名をクリックします。


最高気温の気象データをダウンロードしたいので、「最高気温」をクリックしました。

気象庁HP:最新の気象データダウンロードページ


CSVファイルのダウンロードページに移動するので、ページの下にある「ダウンロード(最高気温)」をクリック


最高気温が記載されたCSVファイル「mxtemsadext00_rct.csv」をダウンロードしました。

ページの下にある「ダウンロード(最高気温)」をクリックしてファイルをダウンロード

ダウンロードした気象データのCSVファイルをGoogleスプレッドシートにインポート

Googleスプレッドシートのメニューから ファイル > インポート をクリック

ファイル > インポート


「ファイルをインポート」で[アップロード]を選択。

気象庁のHPからダウンロードしたCSVファイルを、ドラッグまたは「デバイスのファイルを選択」でアップロードします。

ドラッグまたは「デバイスのファイルを選択」でアップロード


インポート場所を選択して「データをインポート」をクリック

「データをインポート」をクリック


気象データ「最高気温」のCSVファイルが文字化け無くインポートできました。

ファイルには、観測地点毎に、「観測した時刻」や「今日の最高気温」だけじゃなく、「今年の最高気温」、「昨日までの観測史上1位の値」なども記載されています。

文字化け無くインポートできました

CSVデータの取り込み先URLを指定してGoogleスプレッドシートに最新の気象データのインポート

気象データ「最高気温」のCSVファイルを、Googleスプレッドシートに文字化け無くインポートできました。

しかし、このデータはローカルにダウンロードしたファイルなので、すでに「最新」ではありません。

「最新の気象データ」は、今日の降水量が10分毎に更新(観測から約30分後に更新)、それ以外のデータは1時間毎に更新されているので、CSVデータの取得先URLを指定する方法なら直近のデータが取得可能。


CSVデータの取得先URLは、「最新の気象データ > CSVダウンロードについて」のページで確認できます。

最新データだけじゃく日時指定も可能なので、連続したデータを取得・調査したい場合も大丈夫そう。

CSVデータの取り込み先URLを指定してGoogleスプレッドシートに最新の気象データのインポート

IMPORTDATA関数でCSVデータをインポート

Googleスプレッドシートで、URLを指定してcsv 形式のデータを取得するには次の関数を使います。

IMPORTDATA関数

IMPORTDATA関数は、指定した URL のデータを、.csv(カンマ区切り値)形式または .tsv(タブ区切り値)形式でインポートできます。

IMPORTDATA()に「最高気温 最新」のCSVデータ取得先のURLを指定。

=IMPORTDATA("https://www.data.jma.go.jp/obd/stats/data/mdrr/tem_rct/alltable/mxtemsadext00_rct.csv")


「最高気温 最新」のCSVファイルはインポートできましたが、文字化けしてしまいました。IMPORTDATA関数には、データで使用する言語と言語 / 地域コードを指定するオプションがあるのですが無意味。
(ほんとに「Shift_JIS」やめて欲しい)

文字化け無くインポートできました

文字化けしてないデータと、文字化けするデータを組みわせる

ダウンロードした文字化けしてないデータと、最新の文字化けするデータ。

何方のデータも一列目の[観測所番号]は文字化けしてないので、この数字を手がかりにすれば、2つのデータを組みわせて「最新の気象データ」として使えるはず。

VLOOKUP関数で[観測所番号]を検索キーにして、範囲にURL指定のデータを指定して各値を取得します。

VLOOKUP(観測所番号,URL指定のデータ,値の列,false)

まず、ダウンロードしたデータの[観測所番号]と[都道府県][地点]の列を別のシートにコピー。

そして、VLOOKUP関数の第1引数に、[観測所番号]が入力されたセル番号を指定。第2引数にURL指定のデータ。第3引数に[最高気温]の値の列番号を指定します。

=VLOOKUP(A2,'最高気温'!A:O,10,false)


ダウンロードした文字化けしてないデータと、最新の文字化けするデータ。

2つのデータを組みわせた文字化けしてない最新の気象データになりました。

文字化けしてない最新の気象データになりました。


まとめ:気象庁の気象データを活用

気象データを気象庁のHPからダウンロードして、Googleスプレッドシートにインポートする方法を紹介しました。

文字化けしてしまう不満はありますが、データ自体は簡単に取得できるので、扱いを工夫すれば殆どの問題は解決できるはず。

この記事ではCSV形式でダウンロードできる気象データのみを紹介しましたが、気象庁のHPには、他にも個人では調べられない貴重なデータが沢山あり、また自由に使えるので是非活用したいところ。








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