マイナンバーカードが健康保険証として使えるようにする為の申し込みが開始されました。
マイナンバーカードを健康保険証の代わりに利用するとは、どういう事なのでしょうか?
健康保険証を頻繁に利用する人、マイナンバーカードを所持してる所持してない、引っ越しが多い人 など、状況によって価値や見方が変わるかもしれません。
そして「マイナンバーカードを健康保険証として利用」自体にも、いろいろと疑問な点が出てきます。
・マイナンバーカードが健康保険証として利用可能になるメリットは何かあるの?
・マイナンバーカードを健康保険証として利用するには、どんな手続きが必要なの?
・現在使われている健康保険証は利用できなくなるの?
・いつからマイナンバーカードを健康保険証として利用可能になるの?
そこでこの記事では、マイナンバーカードが健康保険証として利用可能になるとどんなメリットがあるのか、そしてどんな手続が必要なのかを紹介したいと思います。
マイナンバーカードを健康保険証として登録するメリット
マイナンバーカードを健康保険証として利用できるようになるとは、どういう事なのでしょう。
健康保険証として利用可能にするには事前に登録する必要がありますが、もちろん登録する事によるメリットがあります。
就職・転職・引越しをしても健康保険証として変わらず使える
一度登録をするだけで、転職や引越・結婚などをしても、健康保険証の発行を待たずに、再び登録をし直す必要もなく利用可能。
※従来通り保険者が変わった場合(保険者を異動した場合)等の手続きは必要です。
マイナポータルで特定検診情報や薬剤情報・医療費が閲覧できる
マイナポータルHPで薬剤情報、特定健診情報、医療費通知情報を閲覧することが出来るようになります。
薬剤情報と特定健診情報については、患者の同意を得た上で医療関係者に提供し、より良い医療を受けることが出来るようになります。
確定申告の医療費控除の手続きがマイナポータルで自動入力が可能に
確定申告する際の医療費控除の手続きが非常に簡単になります。
マイナポータルで自動入力が可能になり、手続きが短時間で完了できます。
窓口への書類などの持参が不要に
・保険者証類(健康保険被保険者証/国民健康保険被保険者証/高齢受給者証等)
・被保険者資格証明書・限度額適用認定証/限度額適用・標準負担額減額認定証
・特定疾病療養受療証
などの持参が不要になります。
今までの健康保険証は使える?
2021年3月からマイナンバーカードを健康保険証として利用可能になりますが、現在使用している健康保険証も同時に利用可能です。
マイナンバーカードを健康保険証として使うには、SuicaやEdyのような電子マネーを使うように、 医療機関や薬局に設置されたカードリーダー端末にかざして利用しますが、すべての医療機関や薬局に端末が設置されてるとは限らないので、その場合は通常の健康保険証を利用することになります。
いつからマイナンバーカードを健康保険証として利用できる
マイナンバーカードを健康保険証として利用できるのは2021年3月からの予定です。
ただ2021年3月からすべての機能が利用できるわけではなく、段階を踏んで利用できる機能を増やしていくようです。
現在予定されている工程
現在:
・マイナンバーカードを健康保険証として利用するための申し込みを開始
2021年3月から:
・医療機関・薬局などで健康保険証として利用可能
・マイナポータルで特定検診情報の閲覧が可能
2021年10月:
・マイナポータルで薬剤情報・医療費の閲覧が可能
2021年分所得税の確定申告から:
・確定申告の医療費控除の手続きがマイナポータルで自動入力が可能に
マイナポータルを利用するための動作環境
マイナンバーカードを健康保険証として利用するためにはマイナポータルHPで事前に登録する必要があります。
PCから登録する方法とスマートフォンから登録する方法がありますが、PCから登録場合はマイナポータルを利用するための環境が必要です。
ICカードリーダー
現在マイナンバーカードの利用方法として最も活用されているのが確定申告を自宅のPCやスマートフォンから行えるe-Taxでしょう。
そのe-TaxをPCから利用する際に必要なのが、ICカードリーダーです。マイナンバーカードの情報を使用するのに必要な機器ですが、健康保険証の登録をする場合にも使用するので、PCから登録する場合は購入する必要があります。
⇒ソニー NFC通信リーダー”PaSoRi” RC-S380/S をAmazonで購入
マイナポータルAP
マイナンバーカードを利用するために必要なアプリケーションです。
利用するブラウザごとに対応するマイナポータルAPをインストールしておく必要があります。
Google Chrome に「マイナポータルAP」機能拡張をインストールしました。
対応ブラウザ
Windows10
・Microsoft Internet Explorer 11
・Google Chrome
・Firefox
MacOS
・Safari
・Google Chrome
・Firefox
Windows10 MacOS 共に主だったブラウザが対応していますがバージョン等の詳細はマイナポータルのHPをご覧くだいさい。
⇒https://img.myna.go.jp/html/dousakankyou.html
マイナンバーカードを健康保険証として利用するための事前登録
PCから登録する方法とスマートフォンから登録する方法があります。
この記事ではICカードリーダーを利用してPCから登録する方法を紹介します。
マイナポータルで手続き
前項の「マイナポータルを利用できる動作環境」でマイナポータルを利用可能な環境なのかを確認した上で、申込の手続をしていきます。
マイナポータルHPの各申込のページに移動します。
⇒https://myna.go.jp/SCK0101_01_001/SCK0101_01_001_InitDiscsys.form
「健康保険証利用の申込」から「利用を申し込む」をクリックします。
「マイナポータル利用規約」を確認して「同意して次へ進む」をクリック
利用登録をする場合は「マイナポータルの利用登録を行う」をチェック
マイナポータルAPが起動するのでICカードリーダーをPCに接続して、マイナンバーカードをセットします。
「申し込む」をクリック
ここでマイナポータルAPのバージョンが古い場合は更新を促す表示が現れます。
更新をクリックして使用してるブラウザにあわせて更新してください。
マイナンバーカードの読み込みが成功すると、パスワード入力の画面になるので、マイナンバーカードを受け取った際に設定した4桁のパスワードを入力します。「OK」をクリック
マイナンバーカードを健康保険証として利用可能にする事前申込みが完了しました。
申込状況の項目が、「正常に受け付けました」になっているのを確認したら、「終了」をクリックして閉じます。
あとは2021年3月が近づいたら、マイナポータルのトップ画面の「申込状況を確認」で、「登録完了」となっていることをご確認します。
まとめ:開始後スムーズに利用するには、事前登録
マイナンバーカードを健康保険証として利用するための手続き方法を紹介しました。
マイナンバーカードを健康保険証の代わりとして利用出来るようになると
・就職・転職・結婚・引越しをしても、健康保険証として変わらず使える。
・マイナポータルで特定検診情報や薬剤情報・医療費が閲覧できる。
・確定申告の医療費控除の手続きがマイナポータルで自動入力が可能に。
・窓口への書類などの持参が不要に。
などの機能が利用可能になります。
面倒な手続きが簡略化できるだけでも、登録するメリットはあるでしょう。
実際に利用可能になるのは2021年3月からですが、開始後スムーズに利用するには、手続きの遅れ等を考慮して今から登録しておくのが、良いのではないかと思います。
マイナンバーカードを健康保険証として利用する為の登録をPCでする場合に必要なICカードリーダー。確定申告を自宅で行えるe-Taxをする際にも必須のアイテムです。SONYの「PaSoRi」は楽天Edyの入金やネットショッピングにも対応しています。
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