liquidjumper Photoshop Photoshopのニューラルフィルター「写真を復元」で古い写真を修復する

Photoshopのニューラルフィルター「写真を復元」で古い写真を修復する

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【更新】

2022年10月19日 ・20日(日本時間)に開催されたAdobeMAX2022で、Photoshopを含むAdobe Creative Cloud製品のアップデートが発表されました。

Photoshopにも多くの改善そして新機能が実装。

本記事で取り上げている「写真を復元」が最新のAdobe Photoshop 2023(ver 24.0.0)で使用可能になりました。

2022年6月14日にAdobe Photoshop とAdobe Lightroom のメジャーアップデートが行われました。

その際に新しいニューラルフィルター「写真を復元」の追加を先行発表。Adobe Creative Cloudデスクトップアプリに近日中に搭載とアナウンスされました。

新たに搭載されるニューラルフィルター「写真を復元」は、古い写真についた傷や折れ目、劣化などの欠陥を除去し綺麗に整えてくれるフィルターです。

2022年6月に発表され非常に期待されるフィルター「写真を復元」ですが、9月現在リリースされているPhotoshopCCのバージョン(23.5.1)に、未だ「写真を復元」は見当たりません。

未だ「写真を復元」は見当たりません
▲PhotoshopCCのバージョン(23.5.1)で確認できるニューラルフィルター


Adobe Creative Cloudデスクトップアプリに近日中に搭載と発表されたので、Photoshopを目の前にして今か今かと待ち構えているのに、一向に音沙汰なし。

実は、Adobe Creative Cloudデスクトップアプリに近日中に搭載とは、リリース版のPhotoshopでは無く、ベータ版のPhotoshopの事。

正式リリース前にテストし、アドビにフィードバックが遅れるベータ版のPhotoshopなら、最新のニューラルフィルター「写真を復元」使う事ができます。

本記事では、最新のニューラルフィルター「写真を復元」先行使用できる、ベータ版Photoshopのインストール手順と、「写真を復元」の使用方法を紹介します。


ニューラルフィルター「写真を復元」を使用する方法

複雑なワークフローを劇的に削減し、写真の編集や加工をワンクリックで行えるニューラルフィルターは、今やPhotoshopのキラーテクノロジーと言って良い存在。

クリエイターの祭典「Adobe MAX」で、新しいニューラルフィルターが発表される度に、さまざまなメディアで話題に挙げられます。

そして新たに発表された「写真を復元」も、非常に期待大のフィルターですが、今現在のリリース版Photoshop(v23.5.1)では使用することはできません。

現在の「写真を復元」は、さまざまな検証とフィードバックを元に完成度を上げる段階にあり、実装されているのはベータ版Photoshopになります。

Photoshop ベータ版を使用する

ベータ版Photoshopは、Adobe Photoshopのサブスクリプションメンバーであれば誰でも使用できます。

Photoshop ベータプログラム

Photoshop ベータ版をインストールすると、Creative Cloud ベータプログラムに参加状態になり、アプリをテストし、結果をアドビに直接フィードバックできます。


■Creative Cloud ベータプログラムに参加すると、ユーザーの環境を分析し、次のような情報を収集します。

・システム情報 – デバイス、オペレーティングシステム、搭載メモリの容量、画面解像度など
・アドビ製品情報 – バージョン番号など
・ドキュメントに関する情報 – ページ数、ドキュメント ID など(ドキュメント内のコンテンツは収集されません)
・ドキュメントの使用状況に関する情報 – ドキュメントを開いた回数など
・ユーザーがアドビアプリを操作した方法や、アプリがユーザーのコンテンツを処理した方法(ユーザーが使用する機能や、選択したオプションなど)

※引用:アドビ公式ヘルプ「Adobe Creative Cloud ベータ版のよくある質問」

Photoshop ベータ版をインストール

ベータ版ビルドは、リリース版とは別のフォルダにインストールされるため、リリース版での作業に影響を与えることはありません。

ベータ版個別の環境設定とドキュメントフォルダーがあるので、すでにインストールされているアプリのユーザー設定が変更されてしまう等の心配も無く安心してインストールできます。

Photoshop ベータ版は、「Creative Cloud デスクトップアプリケーション」を起動し、左のアプリ欄から「ベータ版アプリケーション」を選択。

ベータ版のアプリケーションが表示されるので、「Photoshop(Beta)」を見つけてインストールします。

Photoshop ベータ版をインストール


ベータ版プログラムへの参加を中止するには、Creative Cloud デスクトップアプリケーションでベータ版ビルドをアンインストールするだけ。

ニューラルフィルター「写真を復元」で傷が目立つ古い写真を修復

Photoshop ベータ版を起動し、修復する古写真を表示します。

メニューから フィルター > ニューラルフィルター を選択

使用できるニューラルフィルター一覧を表示すると、リリース版には無かった「写真を復元」が追加されています。

「写真を復元」フィルタをダウンロードします。

「写真を復元」フィルタをダウンロード


表示している古写真に対して「写真を復元」を実行します。

ザラついていた古写真が滑らかになり、ディテールも復元、綺麗に修復されました。

ディテールも復元、綺麗に修復されました


必要に応じて効果の強度などを調整する事も可能。

「Enhance face」を有効にすると、顔のディテールを強調し美肌にします。

「Enhance face」を有効

傷や折り目を消す

デフォルトの設定でも、十分綺麗に修復されますが、大きな傷や折り目は残ります。

古写真の折り目を消したい場合は「スクラッチの軽減」を有効にします。

「スクラッチの軽減」を有効
▲「スクラッチの軽減」を有効にします。


横方向に伸びる引っ掻いたような傷が綺麗に消えました。

「スクラッチの軽減」
上)残った傷 下)「スクラッチの軽減」で消えました。

ニューラルフィルター「カラー化」で色を再現

ニューラルフィルター「写真を復元」で綺麗に復元された白黒の古写真。

続けてニューラルフィルター「カラー化」で、更にフィルターの効果が発揮できます。

ニューラルフィルター「カラー化」

ニューラルフィルター「写真を復元」の効果が効きすぎる場合

ニューラルフィルター「写真を復元」は、非常に強力な効果が期待できるフィルターだと分かりました。

だた、強力であるがゆえに、効果があり過ぎて、細かなディテールまで消してしまう事もあります。

釣り糸を傷と判断され、跡形もなく消えてしまいました。

「写真を復元」の効果が効きすぎる
▲上)実行前 、 下)実行後


このように「写真を復元」フィルタの処理で、ディテールが消されてしまった場合は、保存する際に、出力先として「スマートフィルタ」を選択。OKをクリックします。

「スマートフィルタ」を選択


レイヤーにスマートフィルターが追加されました。

レイヤーにスマートフィルターが追加されました。


スマートフィルターを選択、消えたディテール箇所をブラシ等を使い黒色で塗ります。

スマートフィルターを選択、消えたディテール箇所をブラシ等を使い黒色で塗ります。


釣り糸が復活しました。

釣り糸が復活しました。

まとめ

Photoshopに搭載予定のニューラルフィルター「写真を復元」を使用する方法を紹介しました。

傷が目立つ古い写真の修復は、高機能なPhotoshopであっても、一つ一つ丁寧に編集する必要がありました。

そんな非常に手間のかかる作業がニューラルフィルター「写真を復元」を使うと、簡単に処理できてしまいます。

ただ「写真を復元」は、現在リリースされているバージョン(23.5.1)には搭載されていません。

6月に近日搭載と発表されたのにも関わらず、まだ使えない状態にヤキモキされている方もいたかもしれませんが、Photoshop ベータ版で先行試用できるので、インストールしてみては如何でしょう。


■記事内で使用している画像

本記事で使用した古写真は、Adobe製品を使用してるユーザーであれば簡単にアクセスして利用・購入できる、ロイヤリティフリーのビジュアル素材提供サービス「 Adobe Stock」の画像を使用しています。


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