Unityの軽量モード Project Tiny で作られたデモゲームがプレイできます。
ProjectTinyは2Dのインスタントゲームの印象がありますが、これから3DとARにも対応していくと公表されているので、ますます期待されます。
そしてこのTiny Racingは対応を公表されている3Dで作られたゲームです。
正直2Dの正式版がまだリリースされてないのに3Dって本当?
3Dであの超軽量モード使えるの?
と正直思ってしまいますが、このTiny Racingは
iOS/Android/HTML5/Windows & Mac
を想定して作られているようです。
まだプレビュー版なので、これだけで全てを語ることは出来ませんが、ProjectTinyへの期待と不安を垣間見るこが出来るのではないかと思い紹介します。
⇒[Unity]「Project Tiny」がパッケージマネージャから削除された
⇒UnityでAR 画像マーカーで複数のオブジェクトを表示させる[Vuforia]
Tiny Racingの起動方法
URL:http://www.tiny.vision/TinyRacing/TinyRacing.html
に移動するとすぐに始まります。
筆者はWindows Chromeブラウザでプレイしました。
Press Any Key To Start と出ますが マウスクリックでレースがスタートです。
Tiny Racingのゲーム内容
マンション?が立ち並ぶ緑豊かな街でカートを使った全3周のシティレースです。
操作はキーボードの方向キーもしくは方向キーとマウスを使います。
キーボードの操作方法
↑アクセル
→右方向
←左方向
↓バック
画面右下の操作ボタンの様なところでマウス操作できます。
大きいボタンをマウスクリックでアクセル
小さいボタンをマウスクリックでバック
ハンドルはキーボードの←右方向→左方向を使います。
ゲームパッドには対応していないようです。
ゲーム的ギミック要素として道の真ん中に黄色でペイントされた部分がありそこを踏むとブーストします。
黒い油が撒き散らされた部分を踏むとスピードダウンしてしまいます。
プレイしてみた感想
Tiny Racingのざっくりとした感想ですが、あくまでもデモゲーム、それもプレビュー版(preview.3 – 020.0)なので、
ゲームレビューをするつもりはありませんが正直特別面白いわけではないですよね。
操作に慣れたら?覚えたら?簡単に一位になれます。他の車にぶつかって蹴散らしても一位になれます。
蹴散らされて煙がでたり逆さになってしまった敵車は復帰しないので、クルージングで一位を取れます。
駆け引き的なものがあるわけではないですし。
簡単なAIも実装されてるみたいですが、自車が止まってたらドンドンぶつかって来ます。
ちなみにエンジン音は同じ音のループで加減速は音量だけです。
Unityテクノロジスト JC-Cimetiere の説明では
入力処理 単純なAIの実装 衝突判定 等を実装したゲームスライス
とあるので当然ですが純粋に技術デモとしてプレイするのが正しいと思います。
2020年の開発ロードマップも少し説明されてます。
2020年の第一四半期により正確なロードマップを公表する
Unity.Physicsのサポートを1月に予定
1月にUnity.Physicsのサポートとあるけどされたの?
project tiny の期待
まずはじめに起動した段階で早いと感じました。まして3Dのグラフィックゲームで。
想像してた以上にモデル数も多く出ていて感心しました。
起動しからのローディングが長いとそこでやる気が途切れる、特にブラウザのミニゲーム系は、気合を入れずになんとなく始めたいわけで、そこで長いローディングが始まると、覚めるというか。
その点このProjectTinyで作られたTiny Racingは起動の段階でストレスを感じないのは良いですね。
2Dではなく3Dでこの速さは驚異的といっても過言ではないと純粋に思います。
プレビュー版なのでグラフィック面含めまだ簡易的な印象がありますが、その部分はこれからどんどん良くなっていくでしょうから。
project tiny の不安要素
やっぱりProjectTinyの正式版がきちんとリリースされるのかという部分でしょう。
Preview-0.16.1以前で作業してた場合はコンテンツを作り直す必要がある。
C#コードも修正が必要。
古いプレビューからの自動アップグレードはなし。
とUnityのテクノロジストが公表しているので、少し心配なところではあります。
あといくら軽量モードとはいえ少しでもリッチな内容にしたら、どうなるのかは疑問な所はあります。
このTiny Racingにグラフィック面や物理などの要素がしっかり組み込まれた時に期待される超軽量がホントに実現されるのか。
不安や疑問はありますがそれでも個人的には期待はしてますが。
まとめ
期待されるUnityの超軽量モードで作られた3Dゲーム「Tiny Racing」の感想でした。
2019の末にパッケージマネージャから削除されたりと、ProjectTiny自体の開発が順調なのかどうなのか分からないところではありますが、公式で発表しているようなスペックで正式版がリリースされたらProjectTinyに興味を持ち触り始めるクリエイターは増えるでしょう。
問題なく正式版が出ることを願って期待して待ちたいと思います。
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