liquidjumper アプリ/ネットサービス,血圧 【新機能】Android 11の良質な眠りを手助けしてくれる機能|健康維持は良質な睡眠から

【新機能】Android 11の良質な眠りを手助けしてくれる機能|健康維持は良質な睡眠から

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「よく眠れてますか? 寝起きは良い方ですか?」

横になったら直ぐに眠りにつきたいし、朝はスッキリ目覚めたい。

でもそれがなかなか難しいですよね。

健康機器メーカーのフジ医療器が2019年に発表した「睡眠に関する調査」によると、なんと93.7%の人が、睡眠への不満を感じているそうです。


健康機器メーカーのフジ医療器「第6回 睡眠に関する調査」


良い睡眠の妨げになる主な原因としては

  • ストレスや心配事など心理的な原因
  • 服用している薬に含まれる成分が原因
  • 怪我や病気などの疾患・身体的原因
  • 生活リズムの乱れや、就寝環境による原因

などがあります。

その他にあげるとすれば、飲酒、喫煙、カフェイン飲料の摂取、鬱など精神的病、そして騒音など外的要因もあるでしょう。

睡眠の不満になる原因は、人それぞれ違うので、細かくあげていくと、きりがありません。

様々な睡眠の妨げになる原因の中から、就寝前の環境に焦点をあてたいと思います。

近年、スマートフォンを寝る直前まで触っている事が原因で、睡眠障害になっている人が多いと耳にします。スマートフォンの明るい画面を、眠る直前まで凝視する事により、脳がまだ昼だと錯覚してしまい、睡眠機能が支障をきたしてしまうようです。

この問題を改善しようと、GoogleはAndroid OSに、ナイトモードなど、睡眠を手助けしてくれる機能を搭載しました。



そして10月9日、Pixelシリーズに先行配信されたAndroid 11 に、新たに眠りを手助けしてくれる機能が搭載されました。

・おやすみ時間モード
・睡眠スケジュール管理


Android 11 で新たに搭載された睡眠支援機能は、どんな機能なのでしょう。

この記事では、前半に Android 11 の睡眠支援機能の紹介、後半は睡眠計を搭載したヘルス機器の紹介をしたいと思います。

Android 11のおやすみ時間モード

Android 11で新たに搭載された[おやすみ時間モード]は、設定した就寝時間になるとサイレントモードになり、着信音やバイブレーションなどの通知を止める機能です。
そして、画面から鮮やかな色が消えグレースケールに切り替わります

グレースケールに切り替わります


サイレントモードにすると、音やバイブレーションなどで知らせる通知を止める事ができます。
どの通知を止めるかはサイレントモードの設定で変更できます。

Google pixel3aの場合 : [設定] > [音] > [サイレントモード]

おやすみ時間モードの設定

おやすみ時間モード機能を使用するには[Digital Wellbeing]アプリが必要です。

設定 > Digital Wellbeing と保護者による使用制限 

Digital Wellbeing と保護者による使用制限


次の様な画面が表示されたら「データを表示」をタップします。

「データを表示」をタップ


“Digital Wellbeing と保護者による使用制限”が表示されたら
[おやすみ時間モード]をタップします。

[おやすみ時間モード]をタップ


初めて起動すると、説明の画面が表示されるかもしれません。
「次へ」をタップ、「完了」をタップして進めます。

「次へ」をタップ、「完了」をタップ


“おやすみ時間モード”の設定画面が表示されました。

ここで[おやすみ時間モード]のON-OFFを3つの選択肢から選びます。

  • [スケジュールを設定]
  • [おやすみ時間の充電中]
  • [オフ]

[スケジュールを設定]を選択すると、設定した時間に自動で、おやすみ時間モードになります。時間の数字を選択すると、時間を変更できます。
下に表示されるオプションの欄で、[サイレントモード]と[グレースケール]のON-OFFも変更可能です。

時間の数字を選択すると、時間を変更できます。


「開始」就寝時間と「終了」起床時間を変更できます。

「開始」就寝時間と「終了」起床時間を変更


[おやすみ時間の充電中]は、設定した就寝時間中に充電ケーブルを繋げると、サイレントモードになり画面がグレースケールに切り替わります。

お休み時間の充電中


[オフ]を選択すると、”おやすみ時間モード”が停止します。

"おやすみ時間モード"が停止

クイック設定パネルにおやすみ時間モードを追加

画面の上部から下にスワイプしてクイック設定パネルを表示、編集アイコンをタップします。

編集アイコンをタップ


[おやすみ時間モード]アイコンをクイック設定パネルに移動します。
これで、おやすみ時間モードのON-OFFが簡単になります。

[おやすみ時間モード]アイコンをクイック設定パネルに移動

おやすみ時間モードを停止

[おやすみ時間モード]が実行中に、クイック設定パネルを開くと、[Digital Wellbeing]のパネルが表示されます。
このパネルで[一時停止する:30分]と[オフにする]から選択する事ができます。

このパネルで[一時停止する:30分]と[オフにする]から選択する事ができます

Android 11の時計アプリで睡眠スケジュールの管理

Android 11の[時計アプリ]に、睡眠スケジュールを管理できる機能がつきました。

睡眠スケジュールを管理できる機能


[時計アプリ]をタップして起動します。

[時計アプリ]


右下にある[おやすみ時間]アイコンをタップします。

[おやすみ時間]アイコンをタップ


初回起動時は、以下の様な表示になります。「始める」「次へ」「完了」をタップして進めます。

「始める」「次へ」「完了」をタップして進めます。


“おやすみ時間”の[スケジュール][最近のアクティビティを表示][安眠サウンド][今後の予定を確認]それぞれの項目のパネルを設定します。

それぞれの項目のパネルを設定します

“おやすみ時間”の[スケジュール]

[スケジュール]で、”おやすみ時間”と”起床時間”それぞれ別のオプション設定があります。

“おやすみ時間”には、次のようなオプションがあります。

[リマインダーの通知]:おやすみ時間のリマインダーを設定します。
[おやすみ時間モード]:就寝時間中にサイレントモードにし、画面をグレースケールにします。

"おやすみ時間"オプション

“起床時間”には、次のようなオプションがあります。

[めざましディスプレイ]:アラームが鳴る前の15分間、徐々に画面を明るくします。
[]:アラーム音を選択します。
[バイブレーション]:アラームのバイブレーションをオンにします。
[Googleアシスタントのルーティン]:起床時間にアシスタントが行う操作を選択します。

"起床時間"オプション

“おやすみ時間”の[最近のアクティビティを表示]

[最近のアクティビティを表示]は、部屋の暗くなり、スマートフォンの動きが無い時間に基づいて、ベッドで過ごした時間、つまり就寝時間を割り出します。

[最近のアクティビティを表示]

“おやすみ時間”の[安眠サウンド]

[安眠サウンド]でサウンドを設定します。心を落ち着かせる音楽で眠りにつきましょう。

アラームに使用する音楽アプリを選択します。

音楽アプリを選択

“おやすみ時間”の[今後の予定を確認]

[今後の予定を確認]は、予定の前にアラームが鳴るように設定できます。

睡眠計:自身の睡眠を把握する

睡眠計は自身の睡眠レベルを知ることができるヘルス機器です。
就寝時間や起床時間、その他のあらゆる測定データから、睡眠の「」を分析する事ができ、自身の体調管理に活かすことができます。

睡眠計の種類は様々なタイプがあり、「指輪タイプ」「腕時計タイプ」「据え置きタイプ」「マットタイプ」などがあります。

低下価格な製品から高機能・高価格の製品まで、様々な製品がありますが、測定データ管理のしやすさを考慮して、スマートフォンとの連携を重視した製品を選びました。

Fitbit Inspire2

サンフランシスコに本社を置くフィットネス家電機器を開発販売するFitbit

Inspire2は、コンパクトなスタイルでありながら、高機能なのが特徴。

1日24時間、心拍数を測定します。エクササイズの効果アップはもちろん、消費カロリーの推定、そして睡眠ステージの記録にも貢献します。
心拍数に基づいて睡眠スコアを算出。睡眠に役立つアドバイスや、おやすみモード、詳細な分析データを活用して、眠りを手助けしてくれます。

スマートフォンと接続して、着信・カレンダー・テキストメッセージの通知をしてくれます。
防水仕様なので、シャワーやプールでもつけたままでも大丈夫。泳いだ時間を自動で測定してくれます。

GARMIN vivomove 3S

ライフログ機能に強いスマートウォッチのGARMIN

スマートウォッチでありながら、アナログ時計のようなデザインでどんなスタイルにもマッチします。

睡眠のライフログは、合計睡眠時間・レム睡眠・ノンレム睡眠を監視しますが、GARMINが監視できるのは、睡眠の記録だけではありません。1日のストレス量、ボディーバッテリーなども監視して、健康状態を把握する事ができます。

GARMINは、フィットネス記録・ストレスレベル計測・光学式心拍計・水分補給トラッキング・生理周期トラッキング など様々なライフログを測定し記録します。

有機ELのタッチスクリーンディスプレイには、Bluetoothで接続されたスマートフォンの着信・メール・カレンダーなどの通知が表示されます。

※vivomove 3S はSuicaに対応しています。

SLEEPON Go2sleep

2007年初頭からウェアラブル機器を開発しているSLEEPONの指輪タイプ睡眠計

6グラムしかないGo2sleepを指に通して寝るだけ。睡眠中に血液中の酸素レベルSpO2を追跡します。

心拍数・血中酸素・PI値(還流指標)の変動をリアルタイムで確認。睡眠中に心拍数と血中酸素濃度に異常があると、振動触覚フィードバックで危険を防ぎ警告してくれます。

睡眠データは、スマートフォンアプリの他にWindows、Macのアプリでも管理できます。

※SpO2 : 経皮的動脈血酸素飽和度

Withings Sleep WSM02-ALL-JP

Nokiaからブランド名を変更したWithingsの睡眠パットタイプ睡眠計

睡眠サイクル・呼吸速度・呼吸の乱れ・心拍・いびき を追跡します。

Sleepをマットレスの下に敷いて、アプリと接続するだけでセットアップは完了。以降は一切操作する必要はありません。
毎晩睡眠データをWi-Fi経由で専用アプリと同期、目覚めと共にスマートフォンで睡眠スコアを確認するだけ。

まとめ:健康維持は快適な睡眠から

Android 11 に搭載された睡眠支援機能の紹介と、睡眠計ヘルス機器の紹介をしました。

今回紹介したアプリの機能やヘルス機器を使って、まず自身の睡眠レベルを知る事から始めるのが、睡眠障害改善への第一歩として良いと思います。

睡眠の妨げになる主な原因としてあげた

  • ストレスや心配事など心理的な原因
  • 服用している薬に含まれる成分が原因
  • 怪我や病気などの疾患・身体的原因
  • 生活リズムの乱れや、就寝環境による原因

などのように、睡眠障害の原因はさまざまです。そして原因は一つではなく複数絡み合っている事も少なくありません。

つまり何か一つ改善策を取り入れたとしても、直ぐに睡眠障害が改善されるとは限りません

睡眠障害は放置しておくと、健康に重大な問題を引き起こす可能性があります。

免疫機能の低下・認知症・高血圧・慢性疾患 など

睡眠不足は身体的にも精神的にも、体に大きなストレスがかかり、あらゆる疾患の原因になります。

取り返しのつかない事が無いように、直ぐには改善されないかもしれませんが、少しずつでも良いと思われる改善策を取り入れて、健康的な体にしていきましょう。





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