liquidjumper 血圧,雑記 高血圧予防・改善の減塩対策にスパイスのススメ

高血圧予防・改善の減塩対策にスパイスのススメ

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高血圧予防・改善の対策として、”適度な運動”、”肥満防止”、”ストレス対策”、”禁煙” などが考えられます。 そして食事の面では”塩分を控える”事がとても大切です。

塩分の取りすぎは本当に注意-塩分量と血圧の相関関係

よく言われる事ではありますが、塩分の取りすぎは本当に注意

高血圧と減塩の関連性は、厚生労働省が公表した「生活習慣病とエネルギー・栄養素との関連」に高血圧に関する資料で確認できます。

https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/000586583.pdf


この資料の「ナトリウム(食塩)」の項目に 塩分量と血圧の相関関係について書かれてました。

世界の 103 の無作為割付比較試験のメタ・アナリシスにおいて、2.3g の減塩が 3.8mmHg の収縮期血圧低下の効果があることが示された。
これらの研究から、食塩摂取量を 1 g/日減らすと、収縮期血圧で約 1 mmHg 強の降圧が期待でき~抜粋~日本高血圧学会による「高血圧治療ガイドライン 2019」でも、高血圧者の減塩目標を食塩6 g/日未満としている。
しかし、2001 年発表の DASH-Sodium において 3.8 g/日で安全に降圧が達成されたことから、2005 年以降のアメリカ心臓協会のガイドラインでは、ナトリウム摂取量の目標値を一般成人では 2,300 mg(食塩相当量 5.8 g)/日未満、高リスク者(高血圧、黒人、中高年)では 1,500mg(食塩相当量 3.8 g)/日未満としている


「生活習慣病とエネルギー・栄養素との関連」厚生労働省

減塩による血圧低減の効果はあるようですね。

この資料によると、高血圧を低減させるためには 6g/日未満 超リスクの人は 3.8 g/日未満 が目標値になりそうです。

高血圧以外にも塩分過多は脳卒中や全循環器疾患へのリスクも示されているので減塩の大切さは理解できました。

現代の生活で減塩の食生活は困難

では、減塩の食生活を実現するためにはどうしたら良いのか。

厳密に塩分を控える場合は、ハムや蒲鉾などの加工食品を。さらに食事の度に栄養成分表示の「食塩相当量」を確認しなければならない程、食事管理が必要な人は、食パンやフランスパン等のパン類、うどんやラーメンなどの麺類、食塩が入ったお湯で茹でるパスタなど、普段であれば塩分が入っている事を意識しないような食品まで、控える必要があります。



そこまで厳密に減塩する必要ないにしても、塩分の取りすぎは控えたい。現在は美味しいい外食や宅食のお店が沢山あるので、何も気にせずに食べているといつの間にか塩分過多になってしまいます。そこで家の食事の時ぐらいは少しでも体のことを考えてヘルシーにしようと塩分を控えたメニューにしたりするのですが、これがなかなか難しい。



塩分を控えても出来るだけ味に物足りなさを感じない為の対策として”減塩醤油”や”減塩みそ”そして”出汁”などがよくとりあげれますが、外食などで濃い味に慣れた味覚にはどうしても薄味に感じてしまいせっかく減塩醤油にしても物足りなく感じて普通の醤油の二倍三倍の量を使ってしまったりして、元も子もない状態に。

スパイスを減塩の食生活に活用

香辛料 小皿

そこで提案したいのがスパイスの活用です。

スパイスと高血圧症に関するAFP通信の記事がありました。
https://www.afpbb.com/articles/-/3018941

【6月27日 AFP】カレーの香辛料を調合した薬で血圧を下げるラット実験に成功したとの研究論文が、英医学誌「エクスペリメンタル・バイオロジー・アンド・メディシン(Experimental Biology and Medicine)」6月号に掲載された。慢性疾患の高血圧症の治療に向けた、天然由来の安価な薬剤の開発に期待が高まる結果となった。

研究を率いたインドのスリ・ラマチャンドラ大学(Sri Ramachandra University)心臓病学部長のS.タニカチャラン(S. Thanikachalam)氏の研究チームは、インド料理によく用いられる材料のショウガ、カルダモン、クミン、コショウ、白ハスの花弁などを混ぜ合わせたものをラットに与える実験を行った。

同氏はAFPの取材に「高血圧症を誘発したラットで、実験期間内に顕著な変化がみられた」と述べ、「この薬は、ラットの血圧を下げ、酸化的ストレスを低下させるのに非常に効果的だった」と続けた。

AFP BB NEWS

スパイスは味にアクセントを加える

スパイスを活用することで味にアクセントが加わり、減塩による物足りなさを補ってくれます。
むしろ補ってくれるどころか味も美味しくなり、香りが広がる事で食欲増進も期待できます。

スパイスは漢方

スパイスの多くは漢方薬として知られています。

カレーに使われる”ターメリック”や”唐辛子”も漢方薬として使われ、血流や血圧に良い効能があります。
減塩による味の物足りなさを補うどころか、美味しくなり更に高血圧の抑制まで期待できるのなら、スパイスを普段の食生活に取り入れたいと思いませんか。

スパイス名栄養素・効能
唐辛子カプサイシンには血圧を上げる成分がありますが、同時に常用することで血圧を下げる成分も含まれています。
ターメリック(ウコン)ターメリックに含まれるクルクミンの効用として、抗酸化作用、抗炎症作用、肝臓の保護、消化不良の改善。などが報告されています。
シナモン鉄、カルシウム、マグネシウム、亜鉛、食物繊維などの栄養素が含まれています
ブラックペッパーブラックペッパーに含まれるピペリンに血管を広げて血流を改善する働きが期待されます。

スパイスを更に知って生活を豊に

ハーブティー

スパイスを上手に活用すれば減塩を補うのはもちろん、健康と食事そして生活自体を豊にしてくれます。

スパイスに詳しくなるには、本を何冊も購入して独学で身につける方法もあると思いますが、スマートフォンやパソコンで学ぶ方法もあります。

formie(フォーミー)は日本最大級のオンライン通信資格ポータルで、スマートフォンやパソコンだけで受講でき、資格を取得する事ができます。

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まとめ

高血圧対策としてスパイスの活用を紹介しました。

高血圧対策の食生活は、”減塩醤油”や”出汁”など代替食品類はあるにしても、やっぱり味にしまりが無く味気なくなりがちです。

スパイスで物足りなさを補い、美味しく尚且つ効能を期待して減塩対策に取り入れてみるのも良いと思います。


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