Photoshop CC 2021 |AIが空を切り抜く新機能「空を置き換え…」の使い方

AdobeMAX2020でリリースされた、Photoshopの新機能「空を置き換え…」

Adobe自慢の機械学習システム「Adobe sensei」が、一枚の写真画像から”空”を判別し、空の色や画像までも置き換えられる機能です。

早速試してみたいと思います。

>> テクスチャを作成し3DモデルにマテリアルをペイントAdobe Substance 3D の詳細と購入

Photoshop2021 の新機能「空を置き換え…」機能とは

「空を置き換え…」は、写真の空を素早く選択して入れ替え、そして入れ替えた空に合わせて風景の色を自動的に調整します。

撮影条件が意図した季節、天候ではなかったとしても、写真に思い通りのムードを与えてくれます。

「空を置き換え…」で空を他の空画像に差し替える

遠くのビル群や、橋のケーブルが、空の範囲にかぶっている写真です。この写真の空を、別の空画像に差し替えてみたいとと思います。

メニューバーから 編集 > 空を置き換え… を選択します。

「空を置き換え」ツールが表示されました。
ここで、他の空画像や、空の明度・色温度などを、調整・変更する事ができます。

空の画像を黄色みのある夕焼け空に置き換えました。
橋のケーブルの間から覗ける空の部分まで、空と判別して、画像を置き換える事ができます。

空の画像が置き換わると、空以外の部分も、空の色合いに合わせて色調が調整されます。

「空を置き換え」を実行すると、レイヤーに「空」「描画の照明」「描画色」が作成されます。

写真から空だけを選択する

「空を置き換え」で、空と空以外を分けるマスクが生成されましたが、写真から空を判別して選択する事もできます。

さらに空の判別が難しそうな写真です。

メニューバーから　選択範囲 > 空を選択

細いワイヤーも判別して、空を選択する事ができました。

選択範囲を保存でマスクを作成しました。

まとめ

[AdobeMAX2020]でリリースされた、Photoshop2021 の新機能-「空を置き換え…」を紹介しました。

撮影は出来たけど、季節や天候が意図した環境ではなかった等の場合に、重宝する機能だと思います。

もしくは、空の画像をガラッと変えて、幻想的なアート写真を作成する事にも使えるかもしれません。

「空を置き換え…」
メニューバーから 編集 > 空を置き換え…

「空を選択」
メニューバーから　選択範囲 > 空を選択

𝕏 ( 旧Twitter ) Facebook Pocket LINE はてブ