「背景をただ “ぼかす” だけじゃなく、流れるようにぼかしたい」
「凄いスピードでくるくる回転してる感じに加工したい」
「蛇行する川に沿って、流れるようにぼかしたい」
Photoshop CC には沢山フィルターがあり、その中でも”ぼかし系”のフィルターは使う頻度が高いと思います。
範囲指定した部分を、ただ単に”ぼかす”だけじゃなく、放射状にぼけたり、カメラレンズを模したような”ぼけ”を表現できたり、数え上げたらきりがありません。
その中から今回紹介するのは、”ぼかしギャラリー”の項目にある「パスぼかし」と「スピンぼかし」です。
“流れるぼけ”が表現できて、ぼけの流れをパスで調整できたり、回転する”ぼけ”を表現できるのが特徴です。
工夫次第で面白い使い方ができそうな ”ぼかし系フィルター” です。
この記事では、Photoshop CC に数ある”ぼかしフィルター”の中から「パスぼかし」と「スピンぼかし」の使い方を紹介したいと思います。
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Photoshop CC の「パスぼかし」と「スピンぼかし」
パスぼかしは、パスに沿った流れるぼかしを表現できます。
パスを複数作成したり、ぼけの量を調整できたり様々な表現が可能なぼかしツールです。
スピンぼかしは、回転するぼかしを表現できます。
ホイール状のオーバーレイコントロールで大きさや形状、スピンぼかし量を調整できます。
「パスぼかし」の使い方
フィルターを適用する画像ドキュメントを表示して、メニューバーから フィルター > ぼかしギャラリー > パスぼかし を選択します。
矢印パスの方向に沿った流れる”ぼかし”が適用されます。
ぼかしツールパネルの「パスぼかし」項目で、設定を変更できます。
[基本ぼかし]と[後方同期フラッシュぼかし]:[後方同期フラッシュぼかし]は露出の最後に光るフラッシュをシミュレート
速度:ぼかしの量
テイパー:値を高くすると、ぼかしが次第に薄くなります。
ぼかし(中央):ぼかしシェイプを任意のピクセルの中央に位置付ける。
終了点の速度:終了点のぼかし量
矢印パスの後端のポイントを選択すると終了点の速度(終了点のぼかし量)を調整できます。
“終了点の速度”は赤い矢印で表示されます。
ポイントを複数追加できて、パスの形状も詳細に調整できます。そしてパスを複数作成する事も可能です。
「スピンぼかし」の使い方
フィルターを適用する画像ドキュメントを表示して、メニューバーから フィルター > ぼかしギャラリー > スピンぼかし を選択します。
ボケが適用される円形の輪”オーバーレイコントロール”が表示されます。
中心を選択、クリック&ドラッグで移動する事ができます。
周りに見える「□」や「○」を動かして、輪の大きさ、形状を変更できます。
ぼかしツールパネルの「スピンぼかし」項目、「ぼかし角度」で、スピンぼかしの量を変更できます。
又は、”オーバーレイコントロール”の中心点の周りでカーソルを動かして、スピンぼかしの量を調整します。
被写体の背景に「パスぼかし」を適用する
「パスぼかし」と「スピンぼかし」を使って、止まっている車の写真を疾走する車にしてみたいと思います。
車の背景を範囲選択しました。
パスを配置し、車の前側から後方へ流れる様に”ぼかし”を適用します。
ぼかしツールパネルの「パスぼかし」項目で、ぼかし量を調整。
調整が完了したら、ツールオプションバーで「OK」をクリック。
背景が車の前方から後方へ向かって流れるようにボケました。
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被写体のタイヤに「スピンぼかし」を適用する
パスぼかしで車の背景をぼかす事ができたので、今度は「スピンぼかし」を使って、タイヤが回転しているようにぼかしたいと思います。
スピンぼかしをホイールの中心に重ねて、回転してるようにぼかします。
前輪と後輪にも適用しました。疾走しているように見えるでしょうか?
まとめ
Photoshop CC の「パスぼかし」と「スピンぼかし」の使い方を紹介しました。
「背景をただ “ぼかす” だけじゃなく、流れるようにぼかしたい」
「凄いスピードでくるくる回転してる感じに加工したい」
「蛇行する川に沿って、流れるようにぼかしたい」
流れる”ぼかし”、回転する”ぼかし”の表現をしたい場合は、「パスぼかし」と「スピンぼかし」を使ってみてはどうでしょか。
「パスぼかし」の使い方
メニューバーから フィルター > ぼかしギャラリー > パスぼかし
「スピンぼかし」の使い方
メニューバーから フィルター > ぼかしギャラリー > スピンぼかし
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