Freeで使えるMAYAのスクリプトツールを紹介します。
DupAlongPathToolbox
オブジェクトをパスにそって複製し並べられるMELスクリプトです。
単にオブジェクトをパスに沿って並べられるだけでなく、パスにオブジェクトを吸着したままパスの形を修正できたり、パスに添わせてた状態でオブジェクトをランダムに回転させたり、スケールを変えたりなども可能。
樹木などのオブジェクトを複数並べる場面で有効なのはもちろん、チェーンなど連なったオブジェクトを形成する場合にも便利なMELスクリプトです。
DupAlongPathToolboxの機能
DupAlongPathToolboxはパスに沿わせてオブジェクトを複製配置するMELスクリプトですが、使い方によって独自の使い方が発見出来るかもしれません。
パスに沿ってオブジェクトを配置できます。
パスに添わせた状態でパスの形状を修正する事ができます。
パスに添わせた状態でオブジェクトを回転させる事が可能
パスに添わせた状態でランダムにスケールを変える事も可能
パスの形状を元にランダムな位置に配置する事ができます。
チェーンなど連なった形状を作成するのにも有効です。
DupAlongPathToolboxの設定項目
QUANTITY
曲線に沿った複製の数。
DISTANCE
重複間の距離。 0 に設定すると、曲線に沿って端から端まで均等に広がります。
START
カーブ開始時のバッファ。
END
カーブ終了時のバッファ。
REFRESH
複製したオブジェクトを更新します。
REVERSE
曲線の方向を逆にします。
DELETE
複製したオブジェクトを削除します。
DETACH
モーションパスから切り離し複製したオブジェクトを削除します。
ROTATE
Fixed – 各オブジェクトは同じ角度に回転します。
Additive – 各オブジェクトの回転は前のオブジェクトから追加されます。
Random – 与えられた値に基づいて回転がランダムに生成されます。
Constrain – 特定の軸での回転を拘束します。
SCALE
Fixed – 各オブジェクトのスケールが同じになります。
Additive – インスタンスごとにスケール値が追加されます。
Random – 指定された値に基づいてランダムにスケールされます。
Constrain – 軸間のスケールを拘束します。
SCATTER
オブジェクトをランダムな位置に複製します。
OPTIONS
コピーされた複製とインスタンス化された複製の間で変更します。
複製のデフォルトの方向性を変更します。
DupAlongPathToolboxの使い方
highend3d.comからダウンロードできます。https://www.highend3d.com/maya/script/duplicate-along-path-for-maya
ダウンロードした「DupAlongPathToolbox.mel」をMAYAのスクリプトパスのフォルダに移動します。
C:\Users\User_name\Documents\maya\version\scripts
MAYAを起動したらスクリプトエディターで次のように入力しMELスクリプトを実行します。
DupAlongPathToolbox
DupAlongPathToolboxが起動したら
1.複製するオブジェクトを選択して「Object」を選択
2.カーブを選択して「Curve」を選択
3.Quantityに値を入力して複製します。
MAYAの有効バージョン
highend3d.comには互換性の欄に「2013, 2012, 2011, 2010, 2009, 2008」と載っていますが、筆者のMAYA2020で実行できました。
⇒MAYAでパスに沿わせてチェーンをモデリングする方法
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